OTカコモン — 作業療法士国家試験 過去問・解説

第54回 作業療法士国家試験 午後 第74問

解剖学第54回午後
成人の正常立位姿勢で正しいのはどれか。 1. 腰仙角は約10度である。 2. 胸椎と仙椎は前弯を示す。 3. 矢状面上における重心は仙骨の後方に位置する。 4. 矢状面における身体の重心線は足関節中心を通る。 5. 両上前腸骨棘と恥骨結合を含む面は前額面とほぼ一致する。
  1. 1. 腰仙角は約10度である。
  2. 2. 胸椎と仙椎は前弯を示す。
  3. 3. 矢状面上における重心は仙骨の後方に位置する。
  4. 4. 矢状面における身体の重心線は足関節中心を通る。
  5. 5. 両上前腸骨棘と恥骨結合を含む面は前額面とほぼ一致する。 ✓

正答:5番

解説
■ 正答:5番 — 両上前腸骨棘と恥骨結合を含む面は前額面とほぼ一致する。 正常立位姿勢における身体の解剖学的配置を問う問題です。骨盤の前傾角度と脊椎の彎曲、身体重心の位置に関する知識が重要です。 --- 【各選択肢の解説】 1. 腰仙角は約10度である。 ❌ 誤り。正常成人の腰仙角は約30~35度です。腰仙角が小さすぎると脊椎への負荷が増加します。 2. 胸椎と仙椎は前弯を示す。 ❌ 誤り。胸椎は後弯、仙椎も後弯を示します。前弯するのは頸椎と腰椎です(脊椎は交互に彎曲)。 3. 矢状面上における重心は仙骨の後方に位置する。 ❌ 誤り。正常立位では身体の重心は仙骨の前方(仙骨体内)に位置し、これにより最小限のエネルギーで姿勢を保つことができます。 4. 矢状面における身体の重心線は足関節中心を通る。 ❌ 誤り。重心線は足関節中心の前方、足底の約55~60%地点(足の前半部)を通ります。 5. 両上前腸骨棘と恥骨結合を含む面は前額面とほぼ一致する。 ✅ 正しい。骨盤前傾角を定義する3点(両上前腸骨棘と恥骨結合)は前額面にほぼ平行です。正常成人の骨盤前傾角は約10~15度です。 --- 【試験対策ポイント】 • 腰仙角:約30~35度(骨盤前傾の指標) • 脊椎の彎曲:頸椎・腰椎は前弯、胸椎・仙椎は後弯 • 身体重心位置:矢状面では仙骨の前方、足底では足の前半部を通過
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