第54回 作業療法士国家試験 午後 第77問
臨床医学第54回午後
急性期のくも膜下出血の診断に最も有用なのはどれか。
1. MRI T1強調像
2. MRI T2強調像
3. 頸動脈超音波像
4. 単純CT像
5. 単純エックス線写真
- 1. MRI T1強調像
- 2. MRI T2強調像
- 3. 頸動脈超音波像
- 4. 単純CT像 ✓
- 5. 単純エックス線写真
正答:4番
解説
■ 正答:4番 — 単純CT像
急性期のくも膜下出血は、クモ膜腔に出血した血液が高吸収域として描出されるため、単純CT像が最も迅速かつ正確に診断できます。CT検査は数分で完了し、治療方針決定に必須です。
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【各選択肢の解説】
1. MRI T1強調像
❌ 誤り。急性期の血液はT1強調像でも信号が低く、診断感度が低い。また、MRI撮影は時間がかかるため急性期診断に不向きです。
2. MRI T2強調像
❌ 誤り。T2強調像では血液の信号が低下するため、クモ膜腔の出血検出が困難です。急性期診断には適さない。
3. 頸動脈超音波像
❌ 誤り。超音波は頭蓋骨を透過できないため、クモ膜腔の出血を直接評価できません。
4. 単純CT像
✅ 正しい。急性期の血液は高吸収域(高CT値)として描出され、クモ膜腔・脳槽・脳室内などの出血部位が明確に映ります。迅速性と診断精度に優れています。
5. 単純エックス線写真
❌ 誤り。X線写真は軟部組織の鑑別能力が低く、脳内出血の診断には全く適しません。
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【試験対策ポイント】
• 急性期脳出血診断 → **単純CT像が第一選択**
• CT値:血液=高吸収域(40~90HU)、脳脊髄液=低吸収域
• MRI → 亜急性期以降の診断に有用(T1強調像で高信号化)