第54回 作業療法士国家試験 午後 第88問
作業療法評価学第54回午後
骨肉腫で正しいのはどれか。
1. 肺転移が多い。
2. 運動時痛は少ない。
3. 壮年期に好発する。
4. 大腿骨近位に発生が多い。
5. 血中アルカリフォスファターゼが低下する。
- 1. 肺転移が多い。 ✓
- 2. 運動時痛は少ない。
- 3. 壮年期に好発する。
- 4. 大腿骨近位に発生が多い。
- 5. 血中アルカリフォスファターゼが低下する。
正答:1番
解説
■ 正答:1番 — 肺転移が多い。
骨肉腫は悪性度の高い骨腫瘍で、早期に血行性転移を来します。転移先としては肺が最も多く、70~80%の症例で肺転移が認められます。これが予後を大きく左右する重要な因子となります。
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【各選択肢の解説】
1. 肺転移が多い。
✅ 正しい。骨肉腫は血行性転移が早期に生じ、肺が最頻転移部位で70~80%の症例で肺転移が認められます。
2. 運動時痛は少ない。
❌ 誤り。骨肉腫は局所の腫瘍増殖が急速であるため、むしろ運動時痛は著明で疼痛が増強する傾向にあります。
3. 壮年期に好発する。
❌ 誤り。骨肉腫は青年期(10~20代)に好発する腫瘍です。特に男性の思春期に多く発生します。
4. 大腿骨近位に発生が多い。
❌ 誤り。骨肉腫は大腿骨遠位(膝周囲)に最も多く発生します。次いで脛骨近位、上腕骨近位の順です。
5. 血中アルカリフォスファターゼが低下する。
❌ 誤り。骨肉腫では腫瘍細胞の骨形成活動が活発なため、アルカリフォスファターゼ値は上昇します。
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【試験対策ポイント】
・骨肉腫は青年期(10~20代)に好発する悪性骨腫瘍
・発生部位:大腿骨遠位(膝周囲)>脛骨近位>上腕骨近位
・肺転移が最も多く、予後規定因子となる
・血中ALP上昇が特徴的