第55回 作業療法士国家試験 午前 第6問
作業療法評価学第55回午前
第55回 作業療法士国家試験 午前 第6問(作業療法評価学)の正答は 4 です。第6頸髄まで残存する頸髄損傷では、上腕三頭筋(主にC7支配)は働かないが、肩の外旋筋は働く。
問題
30歳の男性。頸髄損傷完全麻痺(第6頸髄まで機能残存)。上腕三頭筋の筋力検査を行う場面を図に示す。代償運動が出現しないように作業療法士が最も抑制すべき運動はどれか。
- 1. 体幹屈曲
- 2. 肩関節屈曲
- 3. 肩関節外転
- 4. 肩関節外旋 ✓
- 5. 前腕回内
正答:4番
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この問題の正答率(OTカコモン利用者の実データ)
初回正答率 20%参考値
20人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)。母数が少ないため参考値です
同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、OTカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。
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解説
■ 正答:4番 — 肩関節外旋
第6頸髄まで残存する頸髄損傷では、上腕三頭筋(主にC7支配)は働かないが、肩の外旋筋は働く。上腕を横に上げて肘を曲げた肢位で肩を外旋すると前腕が上を向き、そこから前腕が重力で倒れて肘が伸びるため、上腕三頭筋が働かなくても肘伸展が起きたように見える。これを防ぐため、上腕を支えて肩外旋を抑える。
【各選択肢の解説】
1. 体幹屈曲
❌ 誤り。図は座位で検者が肩と上腕を支えており、体幹屈曲で肘の角度は変わらない。正しくは、肘伸展の見かけをつくる代償は肩外旋である。
❌ 誤り。図は座位で検者が肩と上腕を支えており、体幹屈曲で肘の角度は変わらない。正しくは、肘伸展の見かけをつくる代償は肩外旋である。
2. 肩関節屈曲
❌ 誤り。上腕は検者が支えており、肩の屈曲で肘が伸びるわけではない。正しくは、上腕の回旋(外旋)によって前腕の向きが変わり、重力で肘が伸びる。
❌ 誤り。上腕は検者が支えており、肩の屈曲で肘が伸びるわけではない。正しくは、上腕の回旋(外旋)によって前腕の向きが変わり、重力で肘が伸びる。
3. 肩関節外転
❌ 誤り。外転は上腕を持ち上げる運動で、肘の屈伸は起こさない。正しくは、抑えるべきは肘伸展を重力で生む肩外旋である。
❌ 誤り。外転は上腕を持ち上げる運動で、肘の屈伸は起こさない。正しくは、抑えるべきは肘伸展を重力で生む肩外旋である。
4. 肩関節外旋
✅ 正しい。外旋で前腕が上を向くと、前腕の重さが肘を伸ばす向きにかかる。C6残存者は上腕三頭筋が働かないぶん、この外旋+重力で肘を伸ばしやすい。
✅ 正しい。外旋で前腕が上を向くと、前腕の重さが肘を伸ばす向きにかかる。C6残存者は上腕三頭筋が働かないぶん、この外旋+重力で肘を伸ばしやすい。
5. 前腕回内
❌ 誤り。回内は前腕の回旋で、肘の屈伸角度は変えない。正しくは、肘伸展の代償になるのは肩の回旋(外旋)である。
❌ 誤り。回内は前腕の回旋で、肘の屈伸角度は変えない。正しくは、肘伸展の代償になるのは肩の回旋(外旋)である。
【試験対策ポイント】
- 上腕三頭筋は主にC7支配=C6残存では働かない
- C6残存者の肘伸展の代償は「肩外旋+重力」
- 筋力検査では、検査する筋以外で動きが出る経路(ここでは肩の回旋)を検者が止めてから判定する
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