第55回 作業療法士国家試験 午前 第28問
老年期作業療法第55回午前
自宅で電話の応対ができないといった認知症症状の進行があり、意思疎通の困難さがあるが、介助者が注意していれば日常生活は自立できている。認知症高齢者の日常生活自立度判定基準のランクはどれか。
1. ⅡA
2. ⅡB
3. ⅢA
4. ⅢB
5. Ⅳ
- 1. ⅡA
- 2. ⅡB ✓
- 3. ⅢA
- 4. ⅢB
- 5. Ⅳ
正答:2番
解説
■ 正答:2番 — ⅡB
認知症高齢者の日常生活自立度判定基準において、電話応対などの複雑な認知機能は低下しているが、介助者の注意で日常生活が自立できている状態はⅡBに分類されます。これは「日常生活に支障をきたすような症状・行動や意思疎通の困難さが多少見られるが、介助を受ければ日常生活は自立できる」という定義に合致します。
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【各選択肢の解説】
1. ⅡA
❌ 誤り。ⅡAは「日常生活に支障をきたすような症状・行動や意思疎通の困難さがときどき見られる」段階で、本問の「多少」の困難さより軽度です。
2. ⅡB
✅ 正しい。介助者の注意があれば日常生活が自立でき、意思疎通に困難さがある状態はⅡBの定義に合致します。
3. ⅢA
❌ 誤り。ⅢAは「日常生活に支障をきたすような症状・行動や意思疎通の困難さが頻繁に見られる」段階で、介助なしに日常生活ができない状態です。
4. ⅢB
❌ 誤り。ⅢBはランクⅢの中でより重度で、日中の大半を何らかの支援が必要な状態です。
5. Ⅳ
❌ 誤り。ⅣはランクⅢより重度で、日常生活全般にわたり常に誰かの支援が必要な寝たきり状態です。
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【試験対策ポイント】
- 認知症高齢者日常生活自立度はランクⅠ~Ⅳの5段階(Ⅱ・Ⅲは細分化でA・B)
- ⅡB:複雑な認知機能は低下も、介助あれば日常生活自立
- 「介助者の注意」「支障が多少」というキーワードがⅡBの目安