OTカコモン作業療法士国家試験 過去問・解説

第55回 作業療法士国家試験 午前 第29問

身体障害作業療法第55回午前

第55回 作業療法士国家試験 午前 第29問(身体障害作業療法)の正答は 2 です。関節リウマチでは手指・手関節の変形・疼痛によりドアの丸いノブを握って回す動作が困難。

問題
関節リウマチ患者の動作と自助具の組合せで正しいのはどれか。
  1. 1. 靴下を脱ぐ ―― ソックスエイド
  2. 2. ドアの開閉 ―― ドアノブレバー
  3. 3. タオルをしぼる ―― ループ付きタオル
  4. 4. 瓶の蓋を開ける ―― マジックハンド
  5. 5. キーボード操作 ―― キーボードカバー

正答:2番

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解説
■ 正答:2番 — ドアの開閉 ―― ドアノブレバー

関節リウマチでは手指・手関節の変形・疼痛によりドアの丸いノブを握って回す動作が困難。レバー型ハンドルに変えることで、把持力に頼らず前腕の回旋で開閉できる。


【各選択肢の解説】

1. 靴下を脱ぐ ―― ソックスエイド
❌ 誤り。ソックスエイドは靴下をはく(着用)ための自助具。脱ぐためではない。
2. ドアの開閉 ―― ドアノブレバー
✅ 正しい。レバーハンドルにより、握る力が弱くても前腕・肘を使って開閉できる。RA患者の疼痛・変形への適切な自助具。
3. タオルをしぼる ―― ループ付きタオル
❌ 誤り。ループ付きタオルは片麻痺患者が片手で操作しやすくするためのもの。RAのタオルしぼりには長柄スクイーザーや片絞りが適切。
4. 瓶の蓋を開ける ―― マジックハンド
❌ 誤り。マジックハンドはリーチャーとして上肢リーチ困難な患者が用いる。瓶の蓋開けにはジャーオープナーが適切。
5. キーボード操作 ―― キーボードカバー
❌ 誤り。キーボードカバーは誤入力防止目的(発達障害・不随意運動等)に用いる。RAのキーボード操作にはキーガードや指サックが適切。

【試験対策ポイント】

RA患者の自助具選択の原則:①把持力を使わない(lever/strap型)関節保護疼痛を増強しない動作。ソックスエイドは「はく」ための道具(脱ぐ×)、マジックハンドはリーチャー(蓋開け×)という誤りが頻出。


✍️ この解説の作成・点検

ST-Toolbox編集部(リハビリテーション領域の国家資格を持つ現役専門職が運営)が、作業療法士領域の有資格者の知見と標準的な教科書・ガイドラインに基づいて作成・点検しています。解説の下書きにはAIを活用し、人が確認・点検したうえで公開しています。

それでも誤りが残ることがあります。「おかしいな」と思ったらお問い合わせから気軽に教えてください。確認のうえ修正し、皆さんと一緒に解説を育てていきます。

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