OTカコモン作業療法士国家試験 過去問・解説

第55回 作業療法士国家試験 午前 第33問

リハビリテーション医学第55回午前

第55回 作業療法士国家試験 午前 第33問(リハビリテーション医学)の正答は 1 です。熱傷後の瘢痕は縮もうとする性質が強く、拘縮を起こしやすい。

問題
熱傷のリハビリテーションで正しいのはどれか。
  1. 1. 持続伸長運動が基本である。 ✓
  2. 2. 熱傷瘢痕部の圧迫は避ける。
  3. 3. 熱傷による拘縮予防には装具は使用しない。
  4. 4. 慢性期のパラフィン浴は60℃くらいがよい。
  5. 5. 会陰部熱傷の急性期では下肢外旋肢位のポジショニングを行う。

正答:1番

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この問題の正答率(OTカコモン利用者の実データ)

初回正答率 30.8%参考値

13人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)。母数が少ないため参考値です

同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、OTカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。

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解説
■ 正答:1番 — 持続伸長運動が基本である。

熱傷後の瘢痕は縮もうとする性質が強く、拘縮を起こしやすい。リハビリテーションの柱は持続伸長・装具とポジショニング(拘縮予防肢位の保持)・圧迫療法である。


【各選択肢の解説】

1. 持続伸長運動が基本である。
✅ 正しい(=正答)。瘢痕は短く縮む方向に成熟していくため、ゆっくり持続的に伸ばして長さを保つ。急に強く伸ばすと脆弱な皮膚や移植片が裂けるため、反動をつけない持続的な伸長を用いる。
2. 熱傷瘢痕部の圧迫は避ける。
❌ 誤り。圧迫は肥厚性瘢痕の治療である。正しくは、創が閉じたら弾性包帯や圧迫衣で瘢痕部を持続的に圧迫し、瘢痕の盛り上がりを抑える。
3. 熱傷による拘縮予防には装具は使用しない。
❌ 誤り。装具は拘縮予防の主要な手段である。正しくは、拘縮が起こる方向と反対の肢位に保つスプリント(装具)を積極的に使用する。
4. 慢性期のパラフィン浴は60℃くらいがよい。
❌ 誤り。60℃は通常のパラフィン浴より高温で、感覚が低下し薄く脆弱な瘢痕部の皮膚では熱傷の危険がある。正しくは、通常の温度帯(50℃前後)で、瘢痕部の皮膚の状態と感覚を確かめてから用いる。
5. 会陰部熱傷の急性期では下肢外旋肢位のポジショニングを行う。
❌ 誤り。会陰部・鼠径部の熱傷では股関節が屈曲・内転方向に拘縮しやすい。正しくは、股関節伸展・外転位(回旋は中間位)に保つ。

【試験対策ポイント】

  • 拘縮は「楽な姿勢」の方向に起こる→その反対の肢位に保つ
  • 頸部前面=頸部伸展、腋窩=肩外転、会陰部=股関節伸展・外転
  • 創閉鎖後は圧迫療法で肥厚性瘢痕を予防
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ST-Toolbox編集部(リハビリテーション領域の国家資格を持つ現役専門職が運営)が、作業療法士領域の有資格者の知見と標準的な教科書・ガイドラインに基づいて作成・点検しています。解説の下書きにはAIを活用し、人が確認・点検したうえで公開しています。

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