OTカコモン作業療法士国家試験 過去問・解説

第55回 作業療法士国家試験 午前 第34問

作業療法評価学第55回午前

第55回 作業療法士国家試験 午前 第34問(作業療法評価学)の正答は 4 です。左半側空間無視への介入法と、記憶障害・遂行機能障害への介入法を区別する問題である。

問題
左半側空間無視に対する作業療法で適切なのはどれか。
  1. 1. 間隔伸張法
  2. 2. 自己教示法
  3. 3. 視覚イメージ法
  4. 4. プリズム適応療法 ✓
  5. 5. 右後頸部振動刺激

正答:4番

次の問題から答えを隠して1問ずつ出題。答えはアプリの学習記録に残ります(登録不要) — 弱点分析・成績グラフはアプリで
この問題の正答率(OTカコモン利用者の実データ)

初回正答率 73.3%参考値

15人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)。母数が少ないため参考値です

同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、OTカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。

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解説
■ 正答:4番 — プリズム適応療法

左半側空間無視への介入法と、記憶障害・遂行機能障害への介入法を区別する問題である。プリズム適応療法は、視野を右へずらすプリズム眼鏡をかけて目標を指さす課題を繰り返す方法で、眼鏡を外したあとに到達運動が左へずれる残効を利用して左空間への注意を改善させる。


【各選択肢の解説】

1. 間隔伸張法
❌ 誤り。無視への介入ではない。正しくは、間隔伸張法は記憶障害に対して、思い出す間隔を少しずつ延ばしながら想起を繰り返し、情報を定着させる方法である。
2. 自己教示法
❌ 誤り。無視への介入ではない。正しくは、自己教示法は遂行機能障害などに対して、行動の手順を自分に言い聞かせ(声に出す→内言化)、行動を調整させる方法である。
3. 視覚イメージ法
❌ 誤り。無視への介入として選ぶものではない。正しくは、視覚イメージ法は記憶障害に対して、覚える情報を視覚的な像に置き換えて記憶を助ける方法である。
4. プリズム適応療法
✅ 正しい(=正答)。右へずれた視野のまま到達運動を繰り返すと、脳が左方向へ補正するよう適応する。この適応がプリズムを外したあとも残り、左側への探索・注意が改善する。
5. 右後頸部振動刺激
❌ 誤り。刺激する側が逆である。正しくは、左後頸部の筋に振動刺激を与えると、体の正中の感覚が左へずれ、左無視が軽減する。

【試験対策ポイント】

障害介入法
左半側空間無視プリズム適応療法・左後頸部振動刺激・視覚探索訓練
記憶障害間隔伸張法・視覚イメージ法・誤りなし学習
遂行機能障害自己教示法

振動刺激は「無視側(左)の後頸部」。

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ST-Toolbox編集部(リハビリテーション領域の国家資格を持つ現役専門職が運営)が、作業療法士領域の有資格者の知見と標準的な教科書・ガイドラインに基づいて作成・点検しています。解説の下書きにはAIを活用し、人が確認・点検したうえで公開しています。

それでも誤りが残ることがあります。「おかしいな」と思ったらお問い合わせから気軽に教えてください。確認のうえ修正し、皆さんと一緒に解説を育てていきます。

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