第55回 作業療法士国家試験 午前 第34問
作業療法評価学第55回午前
第55回 作業療法士国家試験 午前 第34問(作業療法評価学)の正答は 4 です。左半側空間無視(USN)に対してエビデンスレベルの高い介入として確立されているのはプリズム適応療法(prism adaptation therapy)。
問題
左半側空間無視に対する作業療法で適切なのはどれか。
- 1. 間隔伸張法
- 2. 自己教示法
- 3. 視覚イメージ法
- 4. プリズム適応療法 ✓
- 5. 右後頸部振動刺激
正答:4番
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解説
■ 正答:4番 — プリズム適応療法
左半側空間無視(USN)に対してエビデンスレベルの高い介入として確立されているのはプリズム適応療法(prism adaptation therapy)。プリズムで視野を右方向にシフトさせた状態での到達運動訓練を繰り返すことで、無視症状が改善する。
【各選択肢の解説】
1. 間隔伸張法
❌ 誤り。間隔伸張法(spaced retrieval)は記憶障害に対するリハビリ技法(想起を繰り返す間隔を段階的に延ばす)。
❌ 誤り。間隔伸張法(spaced retrieval)は記憶障害に対するリハビリ技法(想起を繰り返す間隔を段階的に延ばす)。
2. 自己教示法
❌ 誤り。自己教示法は遂行機能障害・衝動制御への介入。「止まれ、確認する」などの内語を使って行動を制御する技法。
❌ 誤り。自己教示法は遂行機能障害・衝動制御への介入。「止まれ、確認する」などの内語を使って行動を制御する技法。
3. 視覚イメージ法
❌ 誤り。記憶障害(視覚的符号化)に対するアプローチ。無視への直接的介入ではない。
❌ 誤り。記憶障害(視覚的符号化)に対するアプローチ。無視への直接的介入ではない。
4. プリズム適応療法
✅ 正しい。光学プリズムで視野を右偏位させた状態で視覚誘導到達課題を行う。課題後の残効(aftereffect)により左空間への注意が改善する。
✅ 正しい。光学プリズムで視野を右偏位させた状態で視覚誘導到達課題を行う。課題後の残効(aftereffect)により左空間への注意が改善する。
5. 右後頸部振動刺激
❌ 誤り。左後頸部への振動刺激が左無視の改善に有効とされている(左頸部筋への振動が体性感覚・空間情報を変化させる)。右後頸部振動は誤り。
❌ 誤り。左後頸部への振動刺激が左無視の改善に有効とされている(左頸部筋への振動が体性感覚・空間情報を変化させる)。右後頸部振動は誤り。
【試験対策ポイント】
左半側空間無視の治療法まとめ:
- プリズム適応療法:最もエビデンスが高い・代表的
- 左頸部振動刺激(右ではなく左)
- トランク回旋(体幹を左回旋)
- 視覚走査訓練(VCT)
- メンタルイメージ法
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