第55回 作業療法士国家試験 午前 第47問
作業療法評価学第55回午前
疾患と治療の組合せで正しいのはどれか。
1. 解離性健忘 ─ 自律訓練法
2. 身体化障害 ─ 系統的脱感作法
3. 強迫性障害 ─ 曝露反応妨害法
4. PTSD〈外傷後ストレス障害〉─ フラッディング
5. 心気障害 ─ 持続エクスポージャー法
- 1. 解離性健忘 ─ 自律訓練法
- 2. 身体化障害 ─ 系統的脱感作法
- 3. 強迫性障害 ─ 曝露反応妨害法 ✓
- 4. PTSD〈外傷後ストレス障害〉─ フラッディング
- 5. 心気障害 ─ 持続エクスポージャー法
正答:3番
解説
■ 正答:3番 — 強迫性障害 ─ 曝露反応妨害法
強迫性障害の第一選択の認知行動療法は曝露反応妨害法(ERP)です。強迫観念への曝露と強迫行為の抑制を組み合わせることで、不安の低下と症状改善を実現します。
---
【各選択肢の解説】
1. 解離性健忘 ─ 自律訓練法
❌ 誤り。解離性健忘の治療は心理教育と認知療法、またはトラウマ処理が中心で、自律訓練法は不適切です。自律訓練法は不安障害やストレス軽減に用いられます。
2. 身体化障害 ─ 系統的脱感作法
❌ 誤り。身体化障害には心理療法的支持と認知再構成が主体で、系統的脱感作法(段階的な恐怖刺激への曝露)は不適切です。
3. 強迫性障害 ─ 曝露反応妨害法
✅ 正しい。曝露反応妨害法は強迫性障害の金標準治療であり、強迫観念への曝露と強迫行為の抑制により症状を改善させます。
4. PTSD ─ フラッディング
❌ 誤り。PTSDの推奨療法は持続エクスポージャー療法(PE)か認知処理療法(CPT)です。フラッディング(大量曝露)は急速で反発や悪化のリスクがあります。
5. 心気障害 ─ 持続エクスポージャー法
❌ 誤り。心気障害には認知療法と安心保証の制限が有効で、持続エクスポージャー法はPTSDやパニック障害向けです。
---
【試験対策ポイント】
- 強迫性障害 → 曝露反応妨害法(ERP)が金標準
- PTSD → 持続エクスポージャー療法(PE)が推奨
- 各疾患と心理療法のマッチング問題は頻出