第55回 作業療法士国家試験 午前 第86問
臨床医学第55回午前
第55回 作業療法士国家試験 午前 第86問(臨床医学)の正答は 4 です。骨形成不全症はⅠ型コラーゲンの遺伝子異常による骨の脆弱性の疾患で、椎体の圧迫骨折や靱帯の弛緩が重なって二次的な側弯症が生じやすい。
問題
骨形成不全症で正しいのはどれか。
- 1. 強膜炎を合併する。
- 2. 遺伝性疾患ではない。
- 3. 視覚障害を合併する。
- 4. 二次的に側弯症を発症しやすい。 ✓
- 5. 治療にはステロイド薬が有効である。
正答:4番
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この問題の正答率(OTカコモン利用者の実データ)
初回正答率 85.7%参考値
14人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)。母数が少ないため参考値です
同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、OTカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。
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解説
■ 正答:4番 — 二次的に側弯症を発症しやすい。
骨形成不全症はⅠ型コラーゲンの遺伝子異常による骨の脆弱性の疾患で、椎体の圧迫骨折や靱帯の弛緩が重なって二次的な側弯症が生じやすい。
【各選択肢の解説】
1. 強膜炎を合併する。
❌ 誤り。強膜の炎症ではない。正しくは、強膜が薄く下の脈絡膜が透けて見える青色強膜が特徴的所見である。
❌ 誤り。強膜の炎症ではない。正しくは、強膜が薄く下の脈絡膜が透けて見える青色強膜が特徴的所見である。
2. 遺伝性疾患ではない。
❌ 誤り。遺伝性疾患である。正しくは、多くは常染色体顕性(優性)遺伝で、Ⅰ型コラーゲン遺伝子(COL1A1・COL1A2)の異常による。
❌ 誤り。遺伝性疾患である。正しくは、多くは常染色体顕性(優性)遺伝で、Ⅰ型コラーゲン遺伝子(COL1A1・COL1A2)の異常による。
3. 視覚障害を合併する。
❌ 誤り。視覚障害は特徴的な合併症ではない。正しくは、感覚器の合併症として難聴(耳小骨の異常など)が知られる。
❌ 誤り。視覚障害は特徴的な合併症ではない。正しくは、感覚器の合併症として難聴(耳小骨の異常など)が知られる。
4. 二次的に側弯症を発症しやすい。
✅ 正しい。(=正答)脆弱な椎体の変形・圧迫骨折に関節・靱帯の弛緩が加わり、脊柱の変形が進みやすい。
✅ 正しい。(=正答)脆弱な椎体の変形・圧迫骨折に関節・靱帯の弛緩が加わり、脊柱の変形が進みやすい。
5. 治療にはステロイド薬が有効である。
❌ 誤り。ステロイド薬は骨量を減らす方向に働く。正しくは、骨折の予防にビスホスホネート製剤が用いられ、変形・骨折には整形外科的治療(髄内釘など)を行う。
❌ 誤り。ステロイド薬は骨量を減らす方向に働く。正しくは、骨折の予防にビスホスホネート製剤が用いられ、変形・骨折には整形外科的治療(髄内釘など)を行う。
【試験対策ポイント】
骨形成不全症の古典的な3主徴は易骨折性・青色強膜・難聴。ほかに歯牙形成不全・低身長・関節弛緩・側弯がみられる。「青色強膜(強膜炎ではない)」「難聴(視覚障害ではない)」の置き換えに注意する。
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