第55回 作業療法士国家試験 午前 第98問
臨床医学第55回午前
第55回 作業療法士国家試験 午前 第98問(臨床医学)の正答は 2 です。若年女性での12か月有病率は、神経性無食欲症が約0.4%、神経性大食症が1〜1.5%とされ、神経性大食症のほうが高い(DSM-5)。
問題
摂食障害について正しいのはどれか。
- 1. 摂食障害は女性のみに発症する。
- 2. 神経性大食症は神経性無食欲症より有病率が高い。 ✓
- 3. 神経性大食症では、自己誘発性嘔吐は認められない。
- 4. 神経性大食症から神経性無食欲症に移行することはない。
- 5. 神経性無食欲症では、過活動や運動強迫が認められない。
正答:2番
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この問題の正答率(OTカコモン利用者の実データ)
初回正答率 66.7%参考値
24人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)。母数が少ないため参考値です
同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、OTカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。
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解説
■ 正答:2番 — 神経性大食症は神経性無食欲症より有病率が高い。
若年女性での12か月有病率は、神経性無食欲症が約0.4%、神経性大食症が1〜1.5%とされ、神経性大食症のほうが高い(DSM-5)。神経性大食症は体重がほぼ正常なため外見で気づかれにくい。
【各選択肢の解説】
1. 摂食障害は女性のみに発症する。
❌ 誤り。男性にも発症する。正しくは、女性に多いが男性例もある。
❌ 誤り。男性にも発症する。正しくは、女性に多いが男性例もある。
2. 神経性大食症は神経性無食欲症より有病率が高い。
✅ 正しい。(=正答)有病率は神経性大食症のほうが高い。
✅ 正しい。(=正答)有病率は神経性大食症のほうが高い。
3. 神経性大食症では、自己誘発性嘔吐は認められない。
❌ 誤り。認められる。正しくは、過食の後の自己誘発性嘔吐や下剤・利尿薬の乱用などの代償行動が診断の要件の1つである。
❌ 誤り。認められる。正しくは、過食の後の自己誘発性嘔吐や下剤・利尿薬の乱用などの代償行動が診断の要件の1つである。
4. 神経性大食症から神経性無食欲症に移行することはない。
❌ 誤り。移行はある。正しくは、両者の間で病型が移行することがあり、無食欲症から大食症への移行が多いが逆もある。
❌ 誤り。移行はある。正しくは、両者の間で病型が移行することがあり、無食欲症から大食症への移行が多いが逆もある。
5. 神経性無食欲症では、過活動や運動強迫が認められない。
❌ 誤り。認められる。正しくは、低体重にもかかわらず過活動や強迫的な運動がしばしばみられる。
❌ 誤り。認められる。正しくは、低体重にもかかわらず過活動や強迫的な運動がしばしばみられる。
【試験対策ポイント】
| 項目 | 神経性無食欲症 | 神経性大食症 |
|---|---|---|
| 体重 | 著しい低体重 | ほぼ正常範囲 |
| 中心症状 | 摂食制限・やせ願望 | 過食と代償行動 |
| 嘔吐 | 過食・排出型でみられる | 代償行動としてみられる |
| 有病率 | 低い | 高い |
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