OTカコモン作業療法士国家試験 過去問・解説

第55回 作業療法士国家試験 午後 第2問

作業療法評価学第55回午後

第55回 作業療法士国家試験 午後 第2問(作業療法評価学)の正答は 3 です。末梢性顔面神経麻痺では、顔面神経の枝である鼓索神経が運ぶ同側の舌前2/3の味覚が障害される。

問題
42歳の女性。左の末梢性顔面神経麻痺と診断された。味覚の異常を訴えている。舌の異常部位を網かけにした図を示す。症状がみられる部位として正しいのはどれか。
第55回午後第2問 図
  1. 1. A
  2. 2. B
  3. 3. C ✓
  4. 4. D
  5. 5. E

正答:3番

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この問題の正答率(OTカコモン利用者の実データ)

初回正答率 50%参考値

10人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)。母数が少ないため参考値です

同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、OTカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。

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解説
■ 正答:3番 — C

末梢性顔面神経麻痺では、顔面神経の枝である鼓索神経が運ぶ同側の舌前2/3の味覚が障害される。左の麻痺なので、左の舌前2/3を網かけにしたCが正答。図は「右」の表示が図の左にあり、図の右が患者の左、図の下が舌尖側である。


【各選択肢の解説】

1. A
❌ 誤り。Aは左の舌根寄りの一部である。舌後1/3の味覚は舌咽神経が運ぶため、顔面神経の障害では生じない。正しくは、障害されるのは左の舌前2/3(舌尖側)。
2. B
❌ 誤り。Bは左の舌縁に沿った細い帯で、舌根寄りまで含み、舌前2/3の広がりと合わない。正しくは、左の舌前2/3の面全体が障害される。
3. C
✅ 正しい。(=正答)Cは左半分の舌前2/3である。鼓索神経は顔面神経管の中で顔面神経から分かれるため、末梢性麻痺で障害されやすく、左の麻痺では左の舌前2/3の味覚が障害される。
4. D
❌ 誤り。Dは右半分の全体である。正しくは、障害は麻痺側(左)に生じ、範囲も舌前2/3に限られる。
5. E
❌ 誤り。Eは両側の舌前2/3である。味覚の神経は左右別々で、片側の顔面神経麻痺で反対側は障害されない。正しくは、左の舌前2/3だけ。

【試験対策ポイント】

部位味覚一般感覚
舌前2/3顔面神経(鼓索神経)三叉神経(舌神経)
舌後1/3舌咽神経舌咽神経

味覚障害は麻痺側だけに出る。舌の図はまず左右(「右」の表示)と舌尖の向きを確かめてから読む。

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