第55回 作業療法士国家試験 午後 第33問
作業療法評価学第55回午後
ロコモティブシンドローム改善のためのスクワットの方法で正しいのはどれか。
1. 閉眼して行う。
2. 閉脚して行う。
3. 手は体側につける。
4. 膝がつま先よりも前に出ないように曲げる。
5. 膝関節を曲げて殿部を床にできるだけ近づける。
- 1. 閉眼して行う。
- 2. 閉脚して行う。
- 3. 手は体側につける。
- 4. 膝がつま先よりも前に出ないように曲げる。 ✓
- 5. 膝関節を曲げて殿部を床にできるだけ近づける。
正答:4番
解説
■ 正答:4番 — 膝がつま先よりも前に出ないように曲げる。
ロコモティブシンドロームの改善を目的としたスクワットは、膝・腰への過度な負荷を避け、安全かつ効果的に下肢筋力を強化することが重要です。膝がつま先より前に出ないフォームは、膝関節への剪断応力を減少させ、安全性と効果性を両立させます。
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【各選択肢の解説】
1. 閉眼して行う。
❌ 誤り。バランス機能が低下した高齢者が閉眼でスクワットを行うと転倒リスクが増加し、安全性が低下します。開眼で行うことが基本です。
2. 閉脚して行う。
❌ 誤り。スクワット時は肩幅程度に足を開く開脚姿勢が安定性を高めます。閉脚は重心が不安定になり転倒リスクが増加します。
3. 手は体側につける。
❌ 誤り。初心者や下肢筋力が低い場合は、手を前方に出すか椅子などを支持する必要があります。体側では支持が不十分です。
4. 膝がつま先よりも前に出ないように曲げる。
✅ 正しい。このフォームは膝関節への剪断応力を最小化し、安全でロコモーティブシンドローム改善に効果的です。
5. 膝関節を曲げて殿部を床にできるだけ近づける。
❌ 誤り。過度に深く曲げると膝関節への負荷が増加し、特に高齢者では危険です。適度な深さ(膝90°程度)が推奨されます。
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【試験対策ポイント】
• スクワットは開脚姿勢、膝がつま先より前に出ない形で実施
• 初心者・高齢者は手支持(椅子背など)で安全性を確保
• 膝90°程度の適度な深さが有効性と安全性のバランスを取る