OTカコモン作業療法士国家試験 過去問・解説

第55回 作業療法士国家試験 午後 第34問

リハビリテーション医学第55回午後

第55回 作業療法士国家試験 午後 第34問(リハビリテーション医学)の正答は 3 です。写真にはガラスの容器(ビーカーや筒状容器)・小さな物体・台座のようなセットが映っており、これはBADS(Behavioural Assessment of the Dysexecutive Syndrome)の検査キットに含まれる「鍵探し検査」や「動物園地図検査」などに使用される…

問題
ある道具の写真(別冊No. 3)を別に示す。この道具を用いて行う高次脳機能障害評価法はどれか。
第55回午後第34問 図
  1. 1. CBS
  2. 2. MFT
  3. 3. BADS
  4. 4. STEF
  5. 5. SLTA

正答:3番

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解説
■ 正答:3番 — BADS

写真にはガラスの容器(ビーカーや筒状容器)・小さな物体・台座のようなセットが映っており、これはBADS(Behavioural Assessment of the Dysexecutive Syndrome)の検査キットに含まれる「鍵探し検査」や「動物園地図検査」などに使用される道具ではなく、「水の検査(修正6要素検査)」または「鍵探し検査」の道具一式として確認できる。BADSは遂行機能障害(前頭葉機能)を評価する高次脳機能障害評価法である。


【各選択肢の解説】

1. CBS
❌ 誤り。CBS(Catherine Bergego Scale)は半側空間無視の日常生活場面での評価尺度であり、写真の道具とは対応しない。
2. MFT
❌ 誤り。MFT(Manual Function Test)は上肢運動機能評価であり、写真の容器・道具セットとは無関係。
3. BADS
✅ 正しい。BADSは遂行機能障害の評価バッテリーで、写真の道具(容器・棒・砂など)はBADSの下位検査(修正6要素検査・鍵探し検査・動物園地図検査等)に用いる器材と一致する。
4. STEF
❌ 誤り。STEF(Simple Test for Evaluating Hand Function)は上肢手指機能の速度・正確性を評価する検査であり、写真の道具とは異なる。
5. SLTA
❌ 誤り。SLTA(標準失語症検査)は失語症の評価であり、写真のような道具は使用しない。

【試験対策ポイント】

BADS=遂行機能(前頭葉機能)の評価。下位検査には「動物園地図検査」「修正6要素検査」「鍵探し検査」「時間判断検査」「規則変換カード検査」「行為計画検査」が含まれる。写真のような器材(容器・棒・小物体)は行為計画検査(水・コルク・筒を使った問題解決課題)に使用される。CBS=半側空間無視、STEF=手指機能、MFT=上肢機能、SLTA=失語症との区別を整理しておく。

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ST-Toolbox編集部(リハビリテーション領域の国家資格を持つ現役専門職が運営)が、作業療法士領域の有資格者の知見と標準的な教科書・ガイドラインに基づいて作成・点検しています。解説の下書きにはAIを活用し、人が確認・点検したうえで公開しています。

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