OTカコモン作業療法士国家試験 過去問・解説

第55回 作業療法士国家試験 午後 第34問

リハビリテーション医学第55回午後

第55回 作業療法士国家試験 午後 第34問(リハビリテーション医学)の正答は 3 です。写真を見ると、台の上に立てた細い透明な筒の底にコルクがあり、隣に水の入ったふた付きの容器、手前にL字形の針金、小さな筒とふたが置かれている。

問題
ある道具の写真(別冊No. 3)を別に示す。この道具を用いて行う高次脳機能障害評価法はどれか。
第55回午後第34問 図
  1. 1. CBS
  2. 2. MFT
  3. 3. BADS ✓
  4. 4. STEF
  5. 5. SLTA

正答:3番

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この問題の正答率(OTカコモン利用者の実データ)

初回正答率 68.8%参考値

16人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)。母数が少ないため参考値です

同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、OTカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。

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解説
■ 正答:3番 — BADS

写真を見ると、台の上に立てた細い透明な筒の底にコルクがあり、隣に水の入ったふた付きの容器、手前にL字形の針金、小さな筒とふたが置かれている。筒の底のコルクを道具を工夫して取り出させる課題の器材で、BADS(遂行機能障害症候群の行動評価)の下位検査「行為計画検査」に用いる。


【各選択肢の解説】

1. CBS
❌ 誤り。CBS(Catherine Bergego Scale)は食事・整容・移動など日常生活の場面を観察して半側空間無視を評価する尺度で、器材は使わない。正しくは、写真の器材はBADSに用いる。
2. MFT
❌ 誤り。MFT(脳卒中上肢機能検査)は上肢の挙上・つまみ・物品操作などで上肢の運動機能を評価する検査で、高次脳機能の評価法ではない。正しくは、写真の器材はBADSの行為計画検査に用いる。
3. BADS
✅ 正しい(=正答)。BADSは日常生活に近い課題で遂行機能(計画を立て、手順を組み立てて実行する力)を評価するバッテリーである。行為計画検査では、手を直接入れられない筒の底のコルクを、置かれた道具をどう使うか自分で計画して取り出せるかを見る。
4. STEF
❌ 誤り。STEF(簡易上肢機能検査)は大きさ・形の異なる物品を移動させる速さで上肢の動作能力を評価する検査で、高次脳機能の評価法ではない。正しくは、写真の器材はBADSに用いる。
5. SLTA
❌ 誤り。SLTA(標準失語症検査)は聴く・話す・読む・書く・計算の言語機能を評価する失語症の検査である。正しくは、写真の器材は遂行機能を評価するBADSに用いる。

【試験対策ポイント】

BADSの下位検査:規則変換カード検査・行為計画検査・鍵探し検査・時間判断検査・動物園地図検査・修正6要素検査(+質問紙DEX)

検査評価するもの
BADS遂行機能
CBS半側空間無視(日常生活の観察)
SLTA失語症
STEF・MFT上肢機能(高次脳機能ではない)
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ST-Toolbox編集部(リハビリテーション領域の国家資格を持つ現役専門職が運営)が、作業療法士領域の有資格者の知見と標準的な教科書・ガイドラインに基づいて作成・点検しています。解説の下書きにはAIを活用し、人が確認・点検したうえで公開しています。

それでも誤りが残ることがあります。「おかしいな」と思ったらお問い合わせから気軽に教えてください。確認のうえ修正し、皆さんと一緒に解説を育てていきます。

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