第55回 作業療法士国家試験 午後 第35問
作業療法評価学第55回午後
第55回 作業療法士国家試験 午後 第35問(作業療法評価学)は採点除外(全員に得点)の問題です。Guillain-Barré症候群は、先行感染の後に免疫の働きで末梢神経が障害され、四肢の筋力低下が左右対称に急速に進む病気である。
問題
Guillain-Barré症候群で正しいのはどれか。
- 1. 自律神経障害を伴わない。
- 2. 症状は上肢近位筋から始まる。
- 3. 上肢の症状は左右非対称である。
- 4. 先行感染数時間後に症状が現れる。
- 5. 我が国では脱髄型の方が軸索障害型よりも多い。
正答:
次の問題から答えを隠して1問ずつ出題。答えはアプリの学習記録に残ります(登録不要) — 弱点分析・成績グラフはアプリで
この問題の正答率(OTカコモン利用者の実データ)
初回正答率 100%参考値
15人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)。母数が少ないため参考値です
同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、OTカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。
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解説
■ 採点除外(全員正解の扱い)
Guillain-Barré症候群は、先行感染の後に免疫の働きで末梢神経が障害され、四肢の筋力低下が左右対称に急速に進む病気である。各選択肢の記述の中身を確かめる。
【各選択肢の解説】
1. 自律神経障害を伴わない。
❌ 誤り。不整脈・血圧の変動・発汗異常などの自律神経障害を伴うことがある。正しくは自律神経障害を伴いうるため、重症例では心電図や血圧の監視が必要になる。
❌ 誤り。不整脈・血圧の変動・発汗異常などの自律神経障害を伴うことがある。正しくは自律神経障害を伴いうるため、重症例では心電図や血圧の監視が必要になる。
2. 症状は上肢近位筋から始まる。
❌ 誤り。典型的には下肢の遠位から脱力やしびれが始まり、上行する。正しくは、下肢から始まり上肢・脳神経領域(顔面神経麻痺など)へ広がることが多い。
❌ 誤り。典型的には下肢の遠位から脱力やしびれが始まり、上行する。正しくは、下肢から始まり上肢・脳神経領域(顔面神経麻痺など)へ広がることが多い。
3. 上肢の症状は左右非対称である。
❌ 誤り。筋力低下は四肢に左右対称に現れるのが特徴である。正しくは左右対称性の弛緩性麻痺で、腱反射は低下〜消失する。
❌ 誤り。筋力低下は四肢に左右対称に現れるのが特徴である。正しくは左右対称性の弛緩性麻痺で、腱反射は低下〜消失する。
4. 先行感染数時間後に症状が現れる。
❌ 誤り。数時間後ではない。正しくは、上気道感染や胃腸炎(Campylobacter jejuniなど)の後、おおむね1〜4週で発症する。
❌ 誤り。数時間後ではない。正しくは、上気道感染や胃腸炎(Campylobacter jejuniなど)の後、おおむね1〜4週で発症する。
5. 我が国では脱髄型の方が軸索障害型よりも多い。
❌ 一律にはそう言えない。わが国は欧米に比べて軸索障害型(急性運動性軸索型ニューロパチー)の割合が高いことが知られている。正しくは、わが国で脱髄型(急性炎症性脱髄性多発根ニューロパチー)と軸索障害型のどちらが多いかは報告によって異なり、文献により扱いが分かれる。
❌ 一律にはそう言えない。わが国は欧米に比べて軸索障害型(急性運動性軸索型ニューロパチー)の割合が高いことが知られている。正しくは、わが国で脱髄型(急性炎症性脱髄性多発根ニューロパチー)と軸索障害型のどちらが多いかは報告によって異なり、文献により扱いが分かれる。
【試験対策ポイント】
| 項目 | Guillain-Barré症候群の特徴 |
|---|---|
| 発症 | 先行感染の1〜4週後、急性に発症 |
| 麻痺 | 下肢遠位から上行・左右対称・弛緩性・腱反射低下 |
| 合併 | 脳神経障害(顔面神経麻痺)・自律神経障害・呼吸筋麻痺 |
| 検査 | 髄液の蛋白細胞解離(蛋白上昇、細胞数正常) |
| 病型 | 脱髄型と軸索障害型(わが国は欧米に比べて軸索障害型の割合が高い) |
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