OTカコモン作業療法士国家試験 過去問・解説

第55回 作業療法士国家試験 午後 第37問

病理学概論第55回午後

第55回 作業療法士国家試験 午後 第37問(病理学概論)の正答は 2 です。緩和ケアが主体の時期でも、リハビリテーションは苦痛の軽減とQOLの維持を目的に行い、症状を和らげる効果が期待できる。

問題
悪性腫瘍の緩和ケア主体の時期のリハビリテーションで正しいのはどれか。
  1. 1. 呼吸困難の軽減は得られない。
  2. 2. 運動療法をすることで心理面が改善する。 ✓
  3. 3. 運動療法をすることで倦怠感は改善しない。
  4. 4. 疼痛緩和にマッサージは長期的効果がある。
  5. 5. 運動療法をすることで疼痛の改善は得られない。

正答:2番

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この問題の正答率(OTカコモン利用者の実データ)

初回正答率 69.6%参考値

23人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)。母数が少ないため参考値です

同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、OTカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。

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解説
■ 正答:2番 — 運動療法をすることで心理面が改善する。

緩和ケアが主体の時期でも、リハビリテーションは苦痛の軽減とQOLの維持を目的に行い、症状を和らげる効果が期待できる。運動療法には身体面だけでなく、不安や抑うつなど心理面を改善する効果がある。


【各選択肢の解説】

1. 呼吸困難の軽減は得られない。
❌ 誤り。呼吸法の指導・楽な姿勢の工夫・呼吸介助・リラクセーションなどで呼吸困難の軽減が得られる。正しくは、呼吸困難の緩和はこの時期のリハの重要な目標である。
2. 運動療法をすることで心理面が改善する。
✅ 正しい(=正答)。体を動かせることを実感でき、日常の活動が保たれることで、不安・抑うつが和らぎ気分やQOLの改善につながる。
3. 運動療法をすることで倦怠感は改善しない。
❌ 誤り。がんに伴う倦怠感(がん関連倦怠感)は、安静を続けると体力低下でかえって強まる。正しくは、体調に合わせた運動療法で倦怠感の改善が期待できる。
4. 疼痛緩和にマッサージは長期的効果がある。
❌ 誤り。マッサージには疼痛や不安を和らげる効果があるが、効果は施行後の短期間にとどまる。正しくは、マッサージの疼痛緩和効果は短期的である。
5. 運動療法をすることで疼痛の改善は得られない。
❌ 誤り。不動による筋のこわばりや関節の痛みは、体を動かすことで和らぐ。正しくは、運動療法を含むリハで疼痛の改善が得られることがある。

【試験対策ポイント】

緩和ケア主体の時期のリハ

  • 目的:機能の回復よりも、苦痛(疼痛・呼吸困難・倦怠感)の軽減とQOLの維持
  • 運動療法:倦怠感・心理面の改善が期待できる
  • マッサージ:疼痛・不安の軽減は短期的
  • 「〜は得られない」「〜は改善しない」と効果を全否定する選択肢を疑う
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ST-Toolbox編集部(リハビリテーション領域の国家資格を持つ現役専門職が運営)が、作業療法士領域の有資格者の知見と標準的な教科書・ガイドラインに基づいて作成・点検しています。解説の下書きにはAIを活用し、人が確認・点検したうえで公開しています。

それでも誤りが残ることがあります。「おかしいな」と思ったらお問い合わせから気軽に教えてください。確認のうえ修正し、皆さんと一緒に解説を育てていきます。

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