第55回 作業療法士国家試験 午後 第39問
老年期作業療法第55回午後
第55回 作業療法士国家試験 午後 第39問(老年期作業療法)の正答は 2 です。せん妄は、軽度〜中等度の意識混濁に、注意の障害・見当識障害・幻覚・興奮などが加わる急性の状態(意識変容)である。
問題
せん妄で正しいのはどれか。
- 1. 夜間には出現しない。
- 2. 環境変化で生じやすい。 ✓
- 3. 高度の意識混濁を伴う。
- 4. 記憶障害を伴うことはない。
- 5. 老年者より若年者に出現しやすい。
正答:2番
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この問題の正答率(OTカコモン利用者の実データ)
初回正答率 84.2%参考値
19人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)。母数が少ないため参考値です
同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、OTカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。
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解説
■ 正答:2番 — 環境変化で生じやすい。
せん妄は、軽度〜中等度の意識混濁に、注意の障害・見当識障害・幻覚・興奮などが加わる急性の状態(意識変容)である。入院・手術・転居などの環境の変化は、せん妄を誘発する代表的な要因である。
【各選択肢の解説】
1. 夜間には出現しない。
❌ 誤り。せん妄は日中に軽く、夕方から夜間に出現・悪化しやすい(夜間せん妄)。正しくは、夜間に起こりやすい。
❌ 誤り。せん妄は日中に軽く、夕方から夜間に出現・悪化しやすい(夜間せん妄)。正しくは、夜間に起こりやすい。
2. 環境変化で生じやすい。
✅ 正しい(=正答)。慣れない場所では周囲の状況を把握しにくく、生活リズムや睡眠も乱れるため、入院・ICU入室・施設入所などの環境変化がせん妄の誘因となる。
✅ 正しい(=正答)。慣れない場所では周囲の状況を把握しにくく、生活リズムや睡眠も乱れるため、入院・ICU入室・施設入所などの環境変化がせん妄の誘因となる。
3. 高度の意識混濁を伴う。
❌ 誤り。高度の意識混濁(昏睡に近い状態)では幻覚や興奮などの症状は現れない。正しくは、せん妄は軽度〜中等度の意識混濁を基盤とする。
❌ 誤り。高度の意識混濁(昏睡に近い状態)では幻覚や興奮などの症状は現れない。正しくは、せん妄は軽度〜中等度の意識混濁を基盤とする。
4. 記憶障害を伴うことはない。
❌ 誤り。せん妄では記銘力が低下し、回復後にせん妄の間の出来事を覚えていないことが多い。正しくは、記憶障害を伴う。
❌ 誤り。せん妄では記銘力が低下し、回復後にせん妄の間の出来事を覚えていないことが多い。正しくは、記憶障害を伴う。
5. 老年者より若年者に出現しやすい。
❌ 誤り。脳の予備力が低い高齢者に起こりやすい。正しくは、高齢・認知症・脱水・感染・多剤服用などが危険因子で、老年者に出現しやすい。
❌ 誤り。脳の予備力が低い高齢者に起こりやすい。正しくは、高齢・認知症・脱水・感染・多剤服用などが危険因子で、老年者に出現しやすい。
【試験対策ポイント】
| 項目 | せん妄 | 認知症 |
|---|---|---|
| 発症 | 急性(数時間〜数日) | 緩徐 |
| 意識 | 軽度〜中等度の混濁 | 清明 |
| 経過 | 日内で変動、夜間に悪化 | 変動は少ない |
| 回復 | 原因の除去で改善しうる | 多くは進行性 |
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