第55回 作業療法士国家試験 午後 第42問
作業療法評価学第55回午後
心因性偽発作が疑われる患者における発作症状の観察の際に重要でないのはどれか。
1. 咬舌
2. 流涙
3. 尿失禁
4. 四肢の外傷
5. チアノーゼ
- 1. 咬舌
- 2. 流涙 ✓
- 3. 尿失禁
- 4. 四肢の外傷
- 5. チアノーゼ
正答:2番
解説
■ 正答:2番 — 流涙
心因性偽発作では意識がある程度保たれているため、随意的にコントロール可能な症状(流涙など)は信頼性が低く、診断の重要な判断材料にはなりません。一方、咬舌・尿失禁・チアノーゼなどの不随意的現象や外傷は、てんかん性発作の客観的指標となります。
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【各選択肢の解説】
1. 咬舌
✅ 正しい。てんかん発作時に歯列による舌咬傷が生じることは古典的な指標です。心因性偽発作では通常みられません。
2. 流涙
❌ 誤り(重要でない)。流涙は随意的にコントロール可能な症状であり、患者が無意識のうちに表現する可能性が高く、鑑別診断上の信頼性が低いです。
3. 尿失禁
✅ 正しい。てんかん発作時の筋弛緩に伴う不随意的な尿失禁は重要な指標です。心因性偽発作では稀です。
4. 四肢の外傷
✅ 正しい。発作中の転倒による外傷は客観的証拠となり、てんかん発作の重症度や頻度を示唆します。
5. チアノーゼ
✅ 正しい。呼吸筋の強直性収縮による酸素飽和度低下は不随意的現象であり、重要な生理的指標です。
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【試験対策ポイント】
- てんかん発作の客観的指標:咬舌、尿失禁、外傷、チアノーゼ
- 心因性偽発作の特徴:意識保持、随意的症状が多い、外傷が少ない
- 流涙など「随意的コントロール可能」な症状は鑑別で信頼性が低い