第55回 作業療法士国家試験 午後 第47問
作業療法評価学第55回午後
第55回 作業療法士国家試験 午後 第47問(作業療法評価学)の正答は 1 です。強迫性障害の患者は「正確に・完全に」にこだわり確認を繰り返しやすい。
問題
強迫性障害の患者に対する作業療法で適切なのはどれか。
- 1. 自由度の高い作業を提供する。 ✓
- 2. 正確さを必要とする作業を提供する。
- 3. 強迫行為が始まれば作業を中止させる。
- 4. 強迫行為の原因についての洞察を促す。
- 5. 作業工程の確認は作業療法士が本人に代わって行う。
正答:1番
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この問題の正答率(OTカコモン利用者の実データ)
初回正答率 58.8%参考値
17人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)。母数が少ないため参考値です
同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、OTカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。
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解説
■ 正答:1番 — 自由度の高い作業を提供する。
強迫性障害の患者は「正確に・完全に」にこだわり確認を繰り返しやすい。正解が1つに決まらない、自由度の高い作業では、こだわりや確認が引き出されにくい。
【各選択肢の解説】
1. 自由度の高い作業を提供する。
✅ 正しい。(=正答)出来上がりの形が決まっていない作業では「間違い」が生じにくく、確認行為のきっかけが少ない。多少の不完全さを受け入れる経験にもなる。
✅ 正しい。(=正答)出来上がりの形が決まっていない作業では「間違い」が生じにくく、確認行為のきっかけが少ない。多少の不完全さを受け入れる経験にもなる。
2. 正確さを必要とする作業を提供する。
❌ 誤り。寸法・手順が厳密な作業は、完全さへのこだわりと確認行為を引き出しやすい。正しくは、出来上がりにある程度の幅が許される作業を選ぶ。
❌ 誤り。寸法・手順が厳密な作業は、完全さへのこだわりと確認行為を引き出しやすい。正しくは、出来上がりにある程度の幅が許される作業を選ぶ。
3. 強迫行為が始まれば作業を中止させる。
❌ 誤り。強迫行為を無理に止めさせたり作業を打ち切ったりすると、不安が強まり、作業への参加も途切れる。正しくは、強迫行為に過度に注目せず、作業の流れに戻れるよう働きかける。
❌ 誤り。強迫行為を無理に止めさせたり作業を打ち切ったりすると、不安が強まり、作業への参加も途切れる。正しくは、強迫行為に過度に注目せず、作業の流れに戻れるよう働きかける。
4. 強迫行為の原因についての洞察を促す。
❌ 誤り。患者の多くは自分の強迫行為が不合理だと分かっており、原因を探っても症状は減りにくい。正しくは、治療の中心は曝露反応妨害法を含む認知行動療法と薬物療法(SSRIなど)である。
❌ 誤り。患者の多くは自分の強迫行為が不合理だと分かっており、原因を探っても症状は減りにくい。正しくは、治療の中心は曝露反応妨害法を含む認知行動療法と薬物療法(SSRIなど)である。
5. 作業工程の確認は作業療法士が本人に代わって行う。
❌ 誤り。代わりに確認することは、周囲が強迫行為に巻き込まれた状態であり、症状を保たせる。正しくは、確認は本人に任せ、作業療法士が確認や保証を繰り返し与えないようにする。
❌ 誤り。代わりに確認することは、周囲が強迫行為に巻き込まれた状態であり、症状を保たせる。正しくは、確認は本人に任せ、作業療法士が確認や保証を繰り返し与えないようにする。
【試験対策ポイント】
| 強迫性障害への作業療法 | |
|---|---|
| 適する | 自由度の高い作業・こだわりを引き出しにくい作業 |
| 避ける | 正確さが要る作業・確認の代行・保証の繰り返し・洞察を促すこと |
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