OTカコモン作業療法士国家試験 過去問・解説

第55回 作業療法士国家試験 午後 第72問

解剖学第55回午後

第55回 作業療法士国家試験 午後 第72問(解剖学)の正答は 4 です。股関節の伸展・内転・内旋と膝関節屈曲をすべてもつのは、坐骨結節から起こり脛骨の内側に停止する内側ハムストリングス(半腱様筋・半膜様筋)である。

問題
股関節伸展、内転、内旋および膝関節屈曲に作用する筋はどれか。
  1. 1. 大腿筋膜張筋
  2. 2. 大腿二頭筋
  3. 3. 中間広筋
  4. 4. 半腱様筋 ✓
  5. 5. 縫工筋

正答:4番

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この問題の正答率(OTカコモン利用者の実データ)

初回正答率 43.5%難問

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同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、OTカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。

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解説
■ 正答:4番 — 半腱様筋

股関節の伸展・内転・内旋と膝関節屈曲をすべてもつのは、坐骨結節から起こり脛骨の内側に停止する内側ハムストリングス(半腱様筋・半膜様筋)である。半腱様筋は縫工筋・薄筋とともに鵞足をつくって脛骨粗面の内側に停止し、半膜様筋は鵞足に加わらず脛骨内側顆の後内側に停止する。


【各選択肢の解説】

1. 大腿筋膜張筋
❌ 誤り。股関節の伸展・内転には働かない。正しくは上前腸骨棘から起こり腸脛靱帯へ続き、股関節の屈曲・外転・内旋に働く。
2. 大腿二頭筋
❌ 誤り。内旋ではない。正しくは股関節伸展(長頭)・膝関節屈曲に働き、腓骨頭に停止するため回旋は外旋である。
3. 中間広筋
❌ 誤り。股関節には作用しない。正しくは大腿骨から起こる単関節筋で、大腿四頭筋の一部として膝関節伸展だけに働く。
4. 半腱様筋
✅ 正しい。坐骨結節から起こり大腿の後内側を通って脛骨粗面の内側(鵞足)に停止するため、股関節では伸展・内転・内旋、膝関節では屈曲(と下腿内旋)に働く。
5. 縫工筋
❌ 誤り。股関節伸展・内転・内旋には働かない。正しくは上前腸骨棘から起こり、股関節の屈曲・外転・外旋と膝関節屈曲に働く。

【試験対策ポイント】

筋股関節膝関節
半腱様筋・半膜様筋伸展・内転・内旋屈曲・下腿内旋
大腿二頭筋(長頭)伸展・外旋屈曲・下腿外旋
縫工筋屈曲・外転・外旋屈曲
大腿筋膜張筋屈曲・外転・内旋腸脛靱帯を介して作用
中間広筋—伸展

ハムストリングスは内側(半〜)が内旋、外側(大腿二頭筋)が外旋。

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