OTカコモン作業療法士国家試験 過去問・解説

第55回 作業療法士国家試験 午後 第96問

臨床医学第55回午後

第55回 作業療法士国家試験 午後 第96問(臨床医学)の正答は 1・5 です。認知症の非薬物療法は、残っている能力に働きかけて見当識・情緒・行動の安定を図るものである。

問題
認知症患者に対して行われるのはどれか。2つ選べ。
  1. 1. 音楽療法 ✓
  2. 2. 内観療法
  3. 3. 森田療法
  4. 4. 精神分析療法
  5. 5. リアリティオリエンテーション ✓

正答:1・5番

次の問題から答えを隠して1問ずつ出題。答えはアプリの学習記録に残ります(登録不要) — 弱点分析・成績グラフはアプリで
この問題の正答率(OTカコモン利用者の実データ)

初回正答率 65.2%参考値

23人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)。母数が少ないため参考値です

同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、OTカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。

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解説
■ 正答:1・5番 — 音楽療法・リアリティオリエンテーション

認知症の非薬物療法は、残っている能力に働きかけて見当識・情緒・行動の安定を図るものである。洞察(自分の内面を言葉で振り返る力)を必要とする精神療法は、認知症では行いにくい。


【各選択肢の解説】

1. 音楽療法
✅ 正しい(=正答)。歌唱・演奏・聴取などを通して、情動の安定や行動・心理症状(BPSD)の軽減、他者との交流を図る。言語での理解力が落ちていても参加しやすい。
2. 内観療法
❌ 誤り。内観療法は身近な人への自分の関わりを振り返る、洞察を要する精神療法である。正しくはアルコール依存症や神経症などに用いられる。
3. 森田療法
❌ 誤り。森田療法は不安を「あるがまま」に受け入れて行動することを目指す精神療法である。正しくは神経症(森田神経質)を対象とする。
4. 精神分析療法
❌ 誤り。自由連想などで無意識の葛藤を言葉にし洞察を得る療法で、言語能力と洞察力を要する。正しくは神経症などが主な対象であり、認知症には適さない。
5. リアリティオリエンテーション
✅ 正しい(=正答)。日付・場所・季節などの現実の情報を日常の関わりや小集団の中で繰り返し提示し、見当識の維持・改善を図る、認知症に用いられる代表的な手法である。

【試験対策ポイント】

療法主な対象
音楽療法・回想法・リアリティオリエンテーション認知症
森田療法神経症
内観療法アルコール依存症・神経症
精神分析療法神経症
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✍️ この解説の作成・点検

ST-Toolbox編集部(リハビリテーション領域の国家資格を持つ現役専門職が運営)が、作業療法士領域の有資格者の知見と標準的な教科書・ガイドラインに基づいて作成・点検しています。解説の下書きにはAIを活用し、人が確認・点検したうえで公開しています。

それでも誤りが残ることがあります。「おかしいな」と思ったらお問い合わせから気軽に教えてください。確認のうえ修正し、皆さんと一緒に解説を育てていきます。

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