OTカコモン作業療法士国家試験 過去問・解説

第55回 作業療法士国家試験 午後 第98問

臨床医学第55回午後

第55回 作業療法士国家試験 午後 第98問(臨床医学)の正答は 4 です。うつ病の復職支援(リワーク)プログラムは、職場に近い環境で生活リズム・作業能力・対人関係を整え、再休職を防ぐことを目的とする。

問題
うつ病の復職支援プログラムの内容として最も適切なのはどれか。
  1. 1. 認知の歪みは修正しない。
  2. 2. 服薬自己管理の練習をする。
  3. 3. キャリア再構成の検討は行わない。
  4. 4. コミュニケーション能力の改善を図る。 ✓
  5. 5. 配置換えをしないことを前提に職場との連絡調整を行う。

正答:4番

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この問題の正答率(OTカコモン利用者の実データ)

初回正答率 45.5%参考値

22人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)。母数が少ないため参考値です

同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、OTカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。

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解説
■ 正答:4番 — コミュニケーション能力の改善を図る。

うつ病の復職支援(リワーク)プログラムは、職場に近い環境で生活リズム・作業能力・対人関係を整え、再休職を防ぐことを目的とする。職場での相談や報告・自己主張を含むコミュニケーション能力の改善は中心的な内容である。


【各選択肢の解説】

1. 認知の歪みは修正しない。
❌ 誤り。物事を否定的に捉える認知の歪みは再発の要因となる。正しくは、認知行動療法などで認知の歪みを修正することがプログラムに含まれる。
2. 服薬自己管理の練習をする。
❌ 誤り。服薬自己管理は再発予防の心理教育などで扱われる内容ではあるが、最も適切とはいえない。正しくは、復職支援で中心となるのは職場で働き続ける力(作業能力・対人技能など)を整えることで、職場の対人関係に直接かかわる4のほうがより適切である。
3. キャリア再構成の検討は行わない。
❌ 誤り。休職に至った経緯を振り返り、今後の働き方を考えることは再発予防に役立つ。正しくは、必要に応じてキャリアの再構成も検討する。
4. コミュニケーション能力の改善を図る。
✅ 正しい(=正答)。職場の対人関係のストレスが休職の背景にあることが多く、相談・報告・断り方などの対人技能を練習することが復職後の適応と再発予防につながる。
5. 配置換えをしないことを前提に職場との連絡調整を行う。
❌ 誤り。元の職場への復帰が原則とされるが、それを前提として固定するのは適切でない。正しくは、休職の要因が職場環境にある場合などは配置転換も選択肢に含めて職場と調整する(厚生労働省「心の健康問題により休業した労働者の職場復帰支援の手引き」)。

【試験対策ポイント】

  • リワークの主な内容:生活リズムの安定・作業能力の回復・心理教育・認知行動療法・コミュニケーション訓練・再発予防の計画
  • 選択肢の「〜しない」「〜を前提に」と支援の幅を狭める表現は誤りになりやすい
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✍️ この解説の作成・点検

ST-Toolbox編集部(リハビリテーション領域の国家資格を持つ現役専門職が運営)が、作業療法士領域の有資格者の知見と標準的な教科書・ガイドラインに基づいて作成・点検しています。解説の下書きにはAIを活用し、人が確認・点検したうえで公開しています。

それでも誤りが残ることがあります。「おかしいな」と思ったらお問い合わせから気軽に教えてください。確認のうえ修正し、皆さんと一緒に解説を育てていきます。

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