OTカコモン — 作業療法士国家試験 過去問・解説

第56回 作業療法士国家試験 午前 第25問

臨床医学第56回午前
発症後2時間の脳梗塞病巣を確認するために最も適切なのはどれか。 1. CT像 2. MRI水強調像 3. MRI拡散強調像 4. MRI脂肪抑制像 5. MRI3DT1強調像
  1. 1. CT像
  2. 2. MRI水強調像
  3. 3. MRI拡散強調像 ✓
  4. 4. MRI脂肪抑制像
  5. 5. MRI3DT1強調像

正答:3番

解説
■ 正答:3番 — MRI拡散強調像 発症後2時間という超急性期の脳梗塞では、細胞性浮腫により水分子の拡散が制限されます。拡散強調像(DWI)はこの変化を最も敏感に検出でき、従来のT1/T2強調像では映らない超急性期病変を早期に可視化できます。 --- 【各選択肢の解説】 1. CT像 ❌ 誤り。CT(特に平面CT)は発症後数時間では梗塞巣の検出が困難です。出血の除外が主目的であり、虚血変化の早期検出には不適切です。 2. MRI水強調像 ❌ 誤り。水強調像(T2強調像など)は脳脊髄液を強調しますが、超急性期の細胞性浮腫検出感度はDWIより劣ります。急性期には有用ですが、2時間ではDWIが優位です。 3. MRI拡散強調像 ✅ 正しい。DWIは細胞性浮腫に伴う水分子の拡散制限を検出します。発症後数分から数時間で高信号として梗塞巣が映り、超急性期診断に最適です。 4. MRI脂肪抑制像 ❌ 誤り。脂肪抑制像は脂肪信号を消去する技術であり、急性梗塞巣の検出に特に有用ではありません。 5. MRI3DT1強調像 ❌ 誤り。3DT1強調像は解剖学的詳細を提供しますが、急性虚血検出感度はDWIに劣ります。 --- 【試験対策ポイント】 • DWI(拡散強調像):発症直後から高信号を呈する唯一の画像検査 • 超急性期脳梗塞診断=DWI優先、出血除外=CT • 細胞性浮腫vs血管性浮腫:DWIで細胞性浮腫を敏感に検出
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