OTカコモン作業療法士国家試験 過去問・解説

第56回 作業療法士国家試験 午前 第30問

作業療法評価学第56回午前

第56回 作業療法士国家試験 午前 第30問(作業療法評価学)の正答は 2 です。二分脊椎のSharrard分類Ⅲ群は、股関節屈曲・内転は正常(L1〜L2レベル)で外転筋が作用し始める(L3)状態。

問題
二分脊椎のSharrardの分類で股関節屈曲・内転運動が正常で外転が作用し始め、短下肢装具を用いて杖歩行が可能となるのはどれか。
  1. 1. Ⅱ群
  2. 2. Ⅲ群
  3. 3. Ⅳ群
  4. 4. Ⅴ群
  5. 5. Ⅵ群

正答:2番

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解説
■ 正答:2番 — Ⅲ群

二分脊椎のSharrard分類Ⅲ群は、股関節屈曲・内転は正常(L1〜L2レベル)で外転筋が作用し始める(L3)状態。膝伸展は可能だが膝屈曲・足関節コントロールは不十分であり、短下肢装具(AFO)と杖を用いた歩行が可能となる。


【各選択肢の解説】

1. Ⅱ群
❌ 誤り。Ⅱ群は股関節屈曲・内転は可能だが外転は弱く、杖歩行は困難。車椅子移動が中心。
2. Ⅲ群
✅ 正しい。L3レベル相当。股関節屈曲・内転正常、外転作用開始。短下肢装具と杖歩行が可能
3. Ⅳ群
❌ 誤り。Ⅳ群はL4レベル相当。膝伸展筋も機能し、短下肢装具+杖歩行または独立歩行が可能。
4. Ⅴ群
❌ 誤り。Ⅴ群はL5〜S1レベル。足関節背屈も機能し、ほぼ正常に近い歩行が可能。
5. Ⅵ群
❌ 誤り。Ⅵ群は膀胱・直腸障害のみで運動障害はほとんどない。

【試験対策ポイント】

Sharrard分類は残存レベルと歩行能力の対応が頻出

残存レベル目安特徴
L1〜L2股屈曲・内転可、外転弱、車椅子
L3外転作用開始、AFO+杖歩行
L4膝伸展可、AFO+独立歩行
L5〜S1背屈可、ほぼ正常歩行
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ST-Toolbox編集部(リハビリテーション領域の国家資格を持つ現役専門職が運営)が、作業療法士領域の有資格者の知見と標準的な教科書・ガイドラインに基づいて作成・点検しています。解説の下書きにはAIを活用し、人が確認・点検したうえで公開しています。

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