OTカコモン作業療法士国家試験 過去問・解説

第56回 作業療法士国家試験 午前 第32問

作業療法評価学第56回午前

第56回 作業療法士国家試験 午前 第32問(作業療法評価学)の正答は 1 です。記憶障害への代償・学習の工夫を見分ける問題である。

問題
記憶障害を認める患者への対応として正しいのはどれか。
  1. 1. 記憶する内容は、その意味を考え、声に出し印象づけて記憶させる。 ✓
  2. 2. バランストレーニングなどの運動は疲労を伴うため活用しない。
  3. 3. 記憶する内容は、絵などの視覚的イメージは用いず記憶させる。
  4. 4. 備忘録は、多くの情報を取り扱うため活用しない。
  5. 5. 何度も失敗を経験させながら、記憶の修正を促す。

正答:1番

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この問題の正答率(OTカコモン利用者の実データ)

初回正答率 76.2%参考値

21人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)。母数が少ないため参考値です

同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、OTカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。

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解説
■ 正答:1番 — 記憶する内容は、その意味を考え、声に出し印象づけて記憶させる。

記憶障害への代償・学習の工夫を見分ける問題である。内容の意味を考え、声に出し、印象づけるといった深い処理で覚えると記憶に残りやすい。ほかの選択肢は有効な方法(運動・視覚イメージ・備忘録・誤りなし学習)を否定している。


【各選択肢の解説】

1. 記憶する内容は、その意味を考え、声に出し印象づけて記憶させる。
✅ 正しい。(=正答)意味づけや音読など複数の手がかりを結びつけて覚えると、表面的に覚えるより想起しやすくなる。
2. バランストレーニングなどの運動は疲労を伴うため活用しない。
❌ 誤り。記憶障害を理由に運動を避ける必要はない。正しくは、疲労に配慮しながら運動も訓練に取り入れてよい。
3. 記憶する内容は、絵などの視覚的イメージは用いず記憶させる。
❌ 誤り。視覚的イメージを除く理由はない。正しくは、覚える内容を絵や視覚イメージと結びつける視覚イメージ法は記憶を助ける方法として用いる。
4. 備忘録は、多くの情報を取り扱うため活用しない。
❌ 誤り。備忘録は活用する。正しくは、メモリーノート(備忘録)・スケジュール帳・アラームなどの外的補助手段は、記憶障害の代償手段の中心である。
5. 何度も失敗を経験させながら、記憶の修正を促す。
❌ 誤り。失敗を繰り返させると、誤った反応が記憶に残りやすい。正しくは、最初から正しい反応だけを経験させる誤りなし学習(errorless learning)を用いる。

【試験対策ポイント】

方法内容
内的方略意味づけ・音読・視覚イメージ法
外的補助手段メモリーノート・スケジュール帳・アラーム
誤りなし学習失敗させず正しい反応だけを繰り返す
環境調整物の置き場所を決める・表示をつける
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✍️ この解説の作成・点検

ST-Toolbox編集部(リハビリテーション領域の国家資格を持つ現役専門職が運営)が、作業療法士領域の有資格者の知見と標準的な教科書・ガイドラインに基づいて作成・点検しています。解説の下書きにはAIを活用し、人が確認・点検したうえで公開しています。

それでも誤りが残ることがあります。「おかしいな」と思ったらお問い合わせから気軽に教えてください。確認のうえ修正し、皆さんと一緒に解説を育てていきます。

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