OTカコモン作業療法士国家試験 過去問・解説

第56回 作業療法士国家試験 午前 第34問

作業療法評価学第56回午前

第56回 作業療法士国家試験 午前 第34問(作業療法評価学)の正答は 3 です。痙縮治療の選択肢を、極端な否定(行わない・禁忌・無効・避ける)を見抜いて選ぶ問題である。

問題
痙縮治療について適切なのはどれか。
  1. 1. 内服治療は行わない。
  2. 2. 温熱療法は禁忌である。
  3. 3. 経皮的電気刺激を行う。 ✓
  4. 4. ボツリヌス毒素療法は上肢には有効ではない。
  5. 5. 下肢筋力増強訓練は痙縮を増悪させるので避ける。

正答:3番

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この問題の正答率(OTカコモン利用者の実データ)

初回正答率 82.4%参考値

17人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)。母数が少ないため参考値です

同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、OTカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。

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解説
■ 正答:3番 — 経皮的電気刺激を行う。

痙縮治療の選択肢を、極端な否定(行わない・禁忌・無効・避ける)を見抜いて選ぶ問題である。経皮的電気刺激(TENSなど)は痙縮を一時的に軽減させる物理療法として用いられる。


【各選択肢の解説】

1. 内服治療は行わない。
❌ 誤り。内服治療は行う。正しくは、バクロフェン・チザニジン・ダントロレンなどの抗痙縮薬を内服で用いる。
2. 温熱療法は禁忌である。
❌ 誤り。温熱療法は禁忌ではない。正しくは、温熱で筋の緊張を一時的に下げ、ストレッチや運動の前処置として用いる。
3. 経皮的電気刺激を行う。
✅ 正しい。(=正答)皮膚の上から電気刺激を加えると、感覚入力を通じて痙縮が一時的に下がる。伸張運動や動作練習と組み合わせて用いる。
4. ボツリヌス毒素療法は上肢には有効ではない。
❌ 誤り。上肢にも有効である。正しくは、ボツリヌス毒素療法は上肢痙縮・下肢痙縮のいずれにも用いられ、注射した筋の緊張を数か月下げる。
5. 下肢筋力増強訓練は痙縮を増悪させるので避ける。
❌ 誤り。筋力増強訓練で痙縮は増悪しない。正しくは、痙縮のある人にも筋力増強訓練を行い、筋力と歩行などの動作の改善をめざす。

【試験対策ポイント】

治療内容
内服バクロフェン・チザニジン・ダントロレン
注射ボツリヌス毒素療法(上肢・下肢)・神経ブロック
髄腔内投与バクロフェン髄注療法
物理療法経皮的電気刺激・温熱・寒冷・持続伸張
運動療法伸張運動・筋力増強訓練

「〜しない」「禁忌」「無効」「避ける」と言い切る選択肢は疑う。

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