OTカコモン作業療法士国家試験 過去問・解説

第56回 作業療法士国家試験 午前 第35問

作業療法評価学第56回午前

第56回 作業療法士国家試験 午前 第35問(作業療法評価学)の正答は 1 です。自律神経過反射の原因と対処を問う問題である。

問題
頸髄損傷者の自律神経過反射への対応として正しいのはどれか。
  1. 1. 導尿 ✓
  2. 2. 下肢挙上
  3. 3. 腹帯装着
  4. 4. 大腿部叩打
  5. 5. 鎮痛剤内服

正答:1番

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この問題の正答率(OTカコモン利用者の実データ)

初回正答率 65%参考値

20人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)。母数が少ないため参考値です

同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、OTカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。

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解説
■ 正答:1番 — 導尿

自律神経過反射の原因と対処を問う問題である。第6胸髄より高位の脊髄損傷で、損傷部より下の刺激(多くは膀胱の充満)が引き金となって急激に血圧が上がる。原因を取り除く導尿が第一の対応である。


【各選択肢の解説】

1. 導尿
✅ 正しい。(=正答)最も多い原因は膀胱の充満で、導尿で膀胱を空にすると刺激が消え、血圧が下がる。カテーテルの屈曲・閉塞も確かめる。
2. 下肢挙上
❌ 誤り。下肢を挙上すると血液が体幹に戻り、血圧がさらに上がる。正しくは、座位にして頭部を上げ、下肢を下げる。
3. 腹帯装着
❌ 誤り。腹帯は締めつけが刺激になりうる。正しくは、腹帯や衣服などの締めつけをゆるめる(腹帯は起立性低血圧の予防に使う)。
4. 大腿部叩打
❌ 誤り。大腿部を叩くことは損傷部より下への刺激となり、反射を強める。正しくは、損傷部より下への刺激を避けて原因(膀胱・直腸・皮膚など)を取り除く。
5. 鎮痛剤内服
❌ 誤り。鎮痛剤では原因が取れない。正しくは、原因を取り除いても血圧が下がらないときは降圧薬を用いる。

【試験対策ポイント】

項目自律神経過反射
起こる人第6胸髄より高位の脊髄損傷
主な引き金膀胱の充満・便の貯留・褥瘡・締めつけ
症状急な血圧上昇・頭痛・顔面紅潮・発汗(損傷部より上)・徐脈
対応座位で頭部挙上→締めつけをゆるめる→導尿・摘便→必要なら降圧薬
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ST-Toolbox編集部(リハビリテーション領域の国家資格を持つ現役専門職が運営)が、作業療法士領域の有資格者の知見と標準的な教科書・ガイドラインに基づいて作成・点検しています。解説の下書きにはAIを活用し、人が確認・点検したうえで公開しています。

それでも誤りが残ることがあります。「おかしいな」と思ったらお問い合わせから気軽に教えてください。確認のうえ修正し、皆さんと一緒に解説を育てていきます。

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