第56回 作業療法士国家試験 午前 第42問
臨床医学第56回午前
うつ病患者に行った訓練を表に示す。あてはまる訓練法はどれか。
1. コラム法
2. 自己教示法
3. 行動活性化法
4. ポジティブ日誌
5. アサーショントレーニング
- 1. コラム法 ✓
- 2. 自己教示法
- 3. 行動活性化法
- 4. ポジティブ日誌
- 5. アサーショントレーニング
正答:1番
解説
■ 正答:3番 — 行動活性化法
うつ病患者の活動量低下に対して、段階的に活動を増やしていく介入は行動活性化法の典型的なアプローチです。表に示された訓練内容(おそらく段階的な活動の増加や外出、日常生活活動の拡大など)は、この法による治療を示しています。
---
【各選択肢の解説】
1. コラム法
❌ 誤り。認知の歪みを構造化して検討し、合理的な思考に置き換える認知療法のテクニックで、より思考レベルの介入です。
2. 自己教示法
❌ 誤り。ストレス対処場面で自分に対する指示語(自己へのセルフトーク)を用いて行動制御するもので、うつの活動低下改善とは直結しません。
3. 行動活性化法
✅ 正しい。うつ病患者の活動回避に対して、小さな活動から段階的に取り組む行動療法で、気分改善をもたらす標準的治療法です。
4. ポジティブ日誌
❌ 誤り。良かった出来事を記録する方法で、思考パターン修正が主目的であり、活動量の段階的増加が主ではありません。
5. アサーショントレーニング
❌ 誤り。対人関係での自己主張スキル訓練で、うつ病の活動低下改善とは異なる目的の介入法です。
---
【試験対策ポイント】
• 行動活性化法:うつ病の活動回避→段階的活動増加で気分改善
• コラム法:思考の歪み→合理的思考への置き換え
• ポジティブ日誌:良い出来事の記録→思考パターン修正