第56回 作業療法士国家試験 午前 第47問
作業療法評価学第56回午前
入院患者のせん妄発症を予防するための取り組みとして適切なのはどれか。2つ選べ。
1. 処方内容を確認する。
2. 家族との面会は謝絶する。
3. 病室移動の頻度を増やす。
4. 多職種で関わるのを避ける。
5. 本人が見える位置に時計を置く。
- 1. 処方内容を確認する。 ✓
- 2. 家族との面会は謝絶する。
- 3. 病室移動の頻度を増やす。
- 4. 多職種で関わるのを避ける。
- 5. 本人が見える位置に時計を置く。 ✓
正答:1・5番
解説
■ 正答:1番・5番
せん妄は予防可能な合併症とされており、多因子的なアプローチが重要です。1番は薬物(特に抗コリン薬、ベンゾジアゼピン、オピオイド)がせん妄の危険因子となるため処方確認が必須です。5番は見当識障害を軽減するため、時計や日付表示などの環境調整がせん妄予防に有効です。
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【各選択肢の解説】
1. 処方内容を確認する。
✅ 正しい。抗コリン薬や鎮静薬などがせん妄の重要な危険因子であり、必要な薬剤調整と監視が予防につながります。
2. 家族との面会は謝絶する。
❌ 誤り。むしろ家族との面会や接触はせん妄予防に重要であり、患者の安心感につながります。
3. 病室移動の頻度を増やす。
❌ 誤り。頻繁な病室移動は見当識障害を悪化させ、せん妄のリスク因子となります。
4. 多職種で関わるのを避ける。
❌ 誤り。看護師、医師、リハビリスタッフなどの多職種連携によるせん妄予防は推奨されています。
5. 本人が見える位置に時計を置く。
✅ 正しい。時計や日付表示など見当識の手がかりを提供することで、混乱を軽減しせん妄予防に有効です。
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【試験対策ポイント】
・せん妄予防は「薬物調整」「環境調整」「多職種連携」の3本柱
・時計、日付、照明などの環境改善が重要
・家族との交流・コミュニケーションは予防に必須