OTカコモン作業療法士国家試験 過去問・解説

第56回 作業療法士国家試験 午前 第71問

運動学第56回午前

第56回 作業療法士国家試験 午前 第71問(運動学)の正答は 4 です。選択肢のうち舌骨下筋群に属するのは甲状舌骨筋だけで、舌骨を下に引く作用を持つ。

問題
嚥下反射時に活動する筋の中で舌骨下降作用があるのはどれか。
  1. 1. 顎舌骨筋
  2. 2. 顎二腹筋
  3. 3. 茎突舌骨筋
  4. 4. 甲状舌骨筋 ✓
  5. 5. オトガイ舌骨筋

正答:4番

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この問題の正答率(OTカコモン利用者の実データ)

初回正答率 30.3%難問

33人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)

同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、OTカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。

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解説
■ 正答:4番 — 甲状舌骨筋

選択肢のうち舌骨下筋群に属するのは甲状舌骨筋だけで、舌骨を下に引く作用を持つ。他の4つはいずれも舌骨を引き上げる舌骨上筋群である。甲状舌骨筋は嚥下時には舌骨を固定点として甲状軟骨(喉頭)を舌骨に引き寄せ、喉頭挙上にはたらく。


【各選択肢の解説】

1. 顎舌骨筋
❌ 誤り。正しくは、顎舌骨筋は口腔底をつくる舌骨上筋で、嚥下時に口腔底と舌骨を挙上する。舌骨下降作用はない。
2. 顎二腹筋
❌ 誤り。正しくは、顎二腹筋は舌骨上筋で、舌骨を挙上する(前腹は前上方、後腹は後上方へ引く)。舌骨が固定されると下顎を引き下げて開口にはたらく。
3. 茎突舌骨筋
❌ 誤り。正しくは、茎突舌骨筋は側頭骨の茎状突起から舌骨に付く舌骨上筋で、舌骨を後上方へ引き上げる。
4. 甲状舌骨筋
✅ 正しい(=正答)。甲状軟骨から舌骨に付く舌骨下筋で、甲状軟骨が固定されると舌骨を引き下げる。舌骨が舌骨上筋群で固定されると逆に甲状軟骨を引き上げ、嚥下時の喉頭挙上を助ける。
5. オトガイ舌骨筋
❌ 誤り。正しくは、オトガイ舌骨筋は下顎骨のオトガイ部から舌骨に付く舌骨上筋で、舌骨を前上方へ引く。

【試験対策ポイント】

群筋舌骨への作用
舌骨上筋群顎舌骨筋・顎二腹筋・茎突舌骨筋・オトガイ舌骨筋挙上
舌骨下筋群胸骨舌骨筋・肩甲舌骨筋・胸骨甲状筋・甲状舌骨筋下降

「嚥下反射時に活動する」に引っ張られず、「舌骨下降作用」=舌骨下筋群で選ぶ。

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