OTカコモン作業療法士国家試験 過去問・解説

第56回 作業療法士国家試験 午前 第76問

解剖学第56回午前

第56回 作業療法士国家試験 午前 第76問(解剖学)の正答は 1 です。腱板は腱・筋という軟部組織であり、断裂の部位・大きさ・断端の位置や筋萎縮・脂肪変性まで描出できるのはMRIである。

問題
腱板断裂の範囲の把握に最も有用な検査はどれか。
  1. 1. MRI ✓
  2. 2. 単純CT
  3. 3. 血管造影
  4. 4. 単純エックス線
  5. 5. 骨シンチグラフィー

正答:1番

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この問題の正答率(OTカコモン利用者の実データ)

初回正答率 47.7%難問

44人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)

同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、OTカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。

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解説
■ 正答:1番 — MRI

腱板は腱・筋という軟部組織であり、断裂の部位・大きさ・断端の位置や筋萎縮・脂肪変性まで描出できるのはMRIである。


【各選択肢の解説】

1. MRI
✅ 正しい(=正答)。MRIは軟部組織のコントラストに優れ、断裂部は脂肪抑制T2強調像などで高信号として描出されるため、断裂の範囲(大きさ・どの腱に及ぶか)を把握できる。
2. 単純CT
❌ 誤り。正しくは、CTは骨の形態(骨折・骨棘など)の評価に優れるが、腱と周囲の軟部組織のコントラストが乏しく、腱板断裂の範囲の把握には向かない。
3. 血管造影
❌ 誤り。正しくは、血管造影は血管の狭窄・閉塞・動脈瘤などや腫瘍の血流をみる検査で、腱板の評価には用いない。
4. 単純エックス線
❌ 誤り。正しくは、単純エックス線では腱板そのものは写らない。大きな断裂に伴う肩峰骨頭間距離の狭小化や骨棘など、骨の変化を間接的にみるにとどまる。
5. 骨シンチグラフィー
❌ 誤り。正しくは、骨シンチグラフィーは骨代謝の亢進(骨転移・疲労骨折・骨髄炎など)を検出する検査で、腱の断裂範囲は評価できない。

【試験対策ポイント】

検査得意な対象
MRI軟部組織(腱・靱帯・半月板・椎間板・筋)
CT骨の形態・骨折
単純エックス線骨折・骨の変形
骨シンチグラフィー骨代謝(骨転移など)
血管造影血管病変

腱板断裂は超音波検査でも評価できるが、選択肢にない。

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