第56回 作業療法士国家試験 午前 第83問
解剖学第56回午前
第56回 作業療法士国家試験 午前 第83問(解剖学)の正答は 4 です。後根は感覚(求心性)の線維である。
問題
第7頸髄後根の障害で生じるのはどれか。
- 1. 下垂手
- 2. Horner徴候
- 3. 腕橈骨筋の萎縮
- 4. 上腕三頭筋腱反射の低下 ✓
- 5. 上腕二頭筋の線維束性収縮
正答:4番
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この問題の正答率(OTカコモン利用者の実データ)
初回正答率 41.9%難問
43人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)
同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、OTカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。
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解説
■ 正答:4番 — 上腕三頭筋腱反射の低下
後根は感覚(求心性)の線維である。腱反射は「筋紡錘→後根→脊髄→前根→筋」の反射弓で成り立つため、後根が障害されると求心路が途絶えて反射が低下する。上腕三頭筋腱反射の中枢はC7(C6〜C8)である。一方、筋萎縮・線維束性収縮・下垂手のような運動麻痺は前根(運動線維)の障害で生じる所見である。
【各選択肢の解説】
1. 下垂手
❌ 誤り。手関節・手指の伸展ができない運動麻痺で、典型は橈骨神経麻痺である。正しくは運動線維(前根・末梢神経)の障害で生じ、感覚線維である後根の障害では生じない。
❌ 誤り。手関節・手指の伸展ができない運動麻痺で、典型は橈骨神経麻痺である。正しくは運動線維(前根・末梢神経)の障害で生じ、感覚線維である後根の障害では生じない。
2. Horner徴候
❌ 誤り。縮瞳・眼瞼下垂・顔面の発汗低下が3徴で、交感神経経路の障害で生じる。正しくは脊髄の交感神経の出口であるC8〜T1付近(とくにT1)の前根や頸部交感神経の障害で起こり、C7後根の障害では起こらない。
❌ 誤り。縮瞳・眼瞼下垂・顔面の発汗低下が3徴で、交感神経経路の障害で生じる。正しくは脊髄の交感神経の出口であるC8〜T1付近(とくにT1)の前根や頸部交感神経の障害で起こり、C7後根の障害では起こらない。
3. 腕橈骨筋の萎縮
❌ 誤り。筋萎縮は運動ニューロン・前根の障害による所見である。正しくは腕橈骨筋の髄節はC5〜C6で、しかも後根障害では筋萎縮は生じない。
❌ 誤り。筋萎縮は運動ニューロン・前根の障害による所見である。正しくは腕橈骨筋の髄節はC5〜C6で、しかも後根障害では筋萎縮は生じない。
4. 上腕三頭筋腱反射の低下
✅ 正しい。上腕三頭筋腱反射の反射中枢はC7で、C7後根は反射弓の求心路にあたる。求心路が断たれると反射が低下する。後根障害ではほかに中指を中心とした感覚障害が出る。
✅ 正しい。上腕三頭筋腱反射の反射中枢はC7で、C7後根は反射弓の求心路にあたる。求心路が断たれると反射が低下する。後根障害ではほかに中指を中心とした感覚障害が出る。
5. 上腕二頭筋の線維束性収縮
❌ 誤り。線維束性収縮は下位運動ニューロン(前角・前根)の障害で出る所見である。正しくは上腕二頭筋の髄節はC5〜C6で、後根障害では線維束性収縮は生じない。
❌ 誤り。線維束性収縮は下位運動ニューロン(前角・前根)の障害で出る所見である。正しくは上腕二頭筋の髄節はC5〜C6で、後根障害では線維束性収縮は生じない。
【試験対策ポイント】
| 障害部位 | 出る所見 |
|---|---|
| 後根(感覚・反射の求心路) | 皮膚分節の感覚障害・腱反射低下 |
| 前根(運動) | 筋力低下・筋萎縮・線維束性収縮・腱反射低下 |
| 腱反射 | 髄節 |
|---|---|
| 上腕二頭筋反射 | C5〜C6 |
| 腕橈骨筋反射 | C5〜C6 |
| 上腕三頭筋反射 | C7 |
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