第56回 作業療法士国家試験 午前 第84問
身体障害作業療法第56回午前
第56回 作業療法士国家試験 午前 第84問(身体障害作業療法)の正答は 3 です。切断後の変形・拘縮は「付着部を失った筋」と「残った筋」の力の差で決まる。
問題
切断について正しいのはどれか。
- 1. 上腕切断(短断端)では肩内転拘縮を生じやすい。
- 2. 前腕切断(中断端)では肘伸展拘縮を生じやすい。
- 3. Chopart関節離断では足内反変形を生じやすい。 ✓
- 4. Lisfranc関節離断では足外反変形を生じやすい。
- 5. 大腿切断(標準切断)では股内転拘縮を生じやすい。
正答:3番
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この問題の正答率(OTカコモン利用者の実データ)
初回正答率 40.9%参考値
22人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)。母数が少ないため参考値です
同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、OTカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。
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解説
■ 正答:3番 — Chopart関節離断では足内反変形を生じやすい。
切断後の変形・拘縮は「付着部を失った筋」と「残った筋」の力の差で決まる。Chopart関節離断では足関節の背屈筋・外反筋の付着部が失われ、踵骨に付く下腿三頭筋が残るため、尖足に内反を伴う変形(尖足内反)を生じやすい。
【各選択肢の解説】
1. 上腕切断(短断端)では肩内転拘縮を生じやすい。
❌ 誤り。上腕切断の短断端では、内転筋に対して三角筋・棘上筋などの外転筋が優位になる。正しくは肩外転(・屈曲)拘縮を生じやすい。
❌ 誤り。上腕切断の短断端では、内転筋に対して三角筋・棘上筋などの外転筋が優位になる。正しくは肩外転(・屈曲)拘縮を生じやすい。
2. 前腕切断(中断端)では肘伸展拘縮を生じやすい。
❌ 誤り。前腕切断では上腕二頭筋・上腕筋などの肘屈筋が残る。正しくは肘屈曲拘縮を生じやすい。
❌ 誤り。前腕切断では上腕二頭筋・上腕筋などの肘屈筋が残る。正しくは肘屈曲拘縮を生じやすい。
3. Chopart関節離断では足内反変形を生じやすい。
✅ 正しい。Chopart関節(距舟関節・踵立方関節)より遠位が失われると、前脛骨筋・長趾伸筋・腓骨筋群などの付着部がなくなり、アキレス腱で踵骨に付く下腿三頭筋が優位になる。踵が引き上げられて尖足となり、内反を伴う。
✅ 正しい。Chopart関節(距舟関節・踵立方関節)より遠位が失われると、前脛骨筋・長趾伸筋・腓骨筋群などの付着部がなくなり、アキレス腱で踵骨に付く下腿三頭筋が優位になる。踵が引き上げられて尖足となり、内反を伴う。
4. Lisfranc関節離断では足外反変形を生じやすい。
❌ 誤り。Lisfranc関節(足根中足関節)離断でも背屈筋・腓骨筋の付着部の一部が失われる。正しくは尖足・内反変形を生じやすい(外反ではない)。
❌ 誤り。Lisfranc関節(足根中足関節)離断でも背屈筋・腓骨筋の付着部の一部が失われる。正しくは尖足・内反変形を生じやすい(外反ではない)。
5. 大腿切断(標準切断)では股内転拘縮を生じやすい。
❌ 誤り。大腿切断では内転筋の付着部の一部が失われ、腸腰筋・中殿筋などが優位になる。正しくは股屈曲・外転・外旋拘縮を生じやすい。
❌ 誤り。大腿切断では内転筋の付着部の一部が失われ、腸腰筋・中殿筋などが優位になる。正しくは股屈曲・外転・外旋拘縮を生じやすい。
【試験対策ポイント】
| 切断部位 | 生じやすい変形・拘縮 |
|---|---|
| 上腕切断(短断端) | 肩外転・屈曲 |
| 前腕切断 | 肘屈曲 |
| 大腿切断 | 股屈曲・外転・外旋 |
| 下腿切断 | 膝屈曲 |
| Chopart・Lisfranc関節離断 | 尖足・内反 |
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