第56回 作業療法士国家試験 午前 第92問
人間発達学第56回午前
遠城寺式乳幼児分析的発達検査(九大小児科改訂版)で1歳6か月までに獲得されるのはどれか。
1. ボールを前にける。
2. 積木を横に二つ以上ならべる。
3. お菓子のつつみ紙をとって食べる。
4. 親から離れて遊ぶ。
5. 大きい、小さいがわかる。
- 1. ボールを前にける。
- 2. 積木を横に二つ以上ならべる。
- 3. お菓子のつつみ紙をとって食べる。 ✓
- 4. 親から離れて遊ぶ。
- 5. 大きい、小さいがわかる。
正答:3番
解説
■ 正答:3番 — お菓子のつつみ紙をとって食べる。
お菓子の包装紙を自分で取り外して食べる行動は、微細運動と認知機能を統合した1歳6か月到達の発達指標です。遠城寺式検査では生活習慣や実行機能の発達を重視しており、この動作は該当月齢で確実に獲得される項目です。
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【各選択肢の解説】
1. ボールを前にける。
❌ 誤り。ボール蹴りは2歳以降の発達段階の指標です。
2. 積木を横に二つ以上ならべる。
❌ 誤り。複数の積木を並べる行動は2歳以降で獲得される項目です。
3. お菓子のつつみ紙をとって食べる。
✅ 正しい。指先の協調性と目的指向的動作が統合された1歳6か月の典型的な発達指標です。
4. 親から離れて遊ぶ。
❌ 誤り。親からの分離遊びは1歳3か月以降で見られ始め、より顕著になるのは2歳以降です。
5. 大きい、小さいがわかる。
❌ 誤り。大小の概念理解は2歳6か月~3歳の抽象的思考段階で獲得される項目です。
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【試験対策ポイント】
・1歳6か月:日常生活技能の習得期(包装紙剥離、スプーン使用など)
・2歳:移動運動拡大(ボール蹴り)と積木操作の段階
・発達検査は「実行可能な具体的動作」の時期を正確に把握することが重要