第56回 作業療法士国家試験 午後 第2問
臨床医学第56回午後
第56回 作業療法士国家試験 午後 第2問(臨床医学)の正答は 1 です。COPDの入浴指導は呼吸の負担を増やす要素(上肢挙上・速い動作・胸腹部の圧迫・酸素中断)を避けるのが軸である。
問題
60歳の男性。COPDが進行し在宅酸素療法が導入された。酸素流量は労作時2L/分である。入浴動作の指導で正しいのはどれか。
- 1. 洗髪を片手で行う。 ✓
- 2. 動作を素早く行う。
- 3. 浴槽に肩まで浸かる。
- 4. 洗い場の椅子の座面を低くする。
- 5. 入浴中は経鼻カニューレを外す。
正答:1番
次の問題から答えを隠して1問ずつ出題。答えはアプリの学習記録に残ります(登録不要) — 弱点分析・成績グラフはアプリで
この問題の正答率(OTカコモン利用者の実データ)
初回正答率 83.3%参考値
24人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)。母数が少ないため参考値です
同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、OTカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。
スポンサーリンク(広告)
解説
■ 正答:1番 — 洗髪を片手で行う。
COPDの入浴指導は呼吸の負担を増やす要素(上肢挙上・速い動作・胸腹部の圧迫・酸素中断)を避けるのが軸である。両上肢を頭上に挙げた動作は息切れを強めやすいので、洗髪は片手ずつ行う。
【各選択肢の解説】
1. 洗髪を片手で行う。
✅ 正しい。上肢を挙上すると、呼吸補助筋としても働く頸部・肩甲帯の筋が上肢の保持に使われ、呼吸に回せなくなるため息切れが強まる。片手ずつ行い、もう一方の上肢を下ろしておくことで負担を減らせる。
✅ 正しい。上肢を挙上すると、呼吸補助筋としても働く頸部・肩甲帯の筋が上肢の保持に使われ、呼吸に回せなくなるため息切れが強まる。片手ずつ行い、もう一方の上肢を下ろしておくことで負担を減らせる。
2. 動作を素早く行う。
❌ 誤り。素早い動作は酸素消費量を急に増やし、呼吸が追いつかず息切れや酸素飽和度の低下を招く。正しくは、呼気に合わせて動作をゆっくり行い、途中で休憩を入れる。
❌ 誤り。素早い動作は酸素消費量を急に増やし、呼吸が追いつかず息切れや酸素飽和度の低下を招く。正しくは、呼気に合わせて動作をゆっくり行い、途中で休憩を入れる。
3. 浴槽に肩まで浸かる。
❌ 誤り。肩まで浸かると水圧で胸郭と腹部が圧迫され、呼吸の負担と心臓への負担が増す。正しくは、湯につかるのは胸より下(みぞおち程度)までの半身浴にする。
❌ 誤り。肩まで浸かると水圧で胸郭と腹部が圧迫され、呼吸の負担と心臓への負担が増す。正しくは、湯につかるのは胸より下(みぞおち程度)までの半身浴にする。
4. 洗い場の椅子の座面を低くする。
❌ 誤り。低い座面では体幹を深く前屈するため腹部が圧迫されて横隔膜が動きにくくなり、立ち上がりの負担も大きい。正しくは、座面の高いシャワーチェアを使う。
❌ 誤り。低い座面では体幹を深く前屈するため腹部が圧迫されて横隔膜が動きにくくなり、立ち上がりの負担も大きい。正しくは、座面の高いシャワーチェアを使う。
5. 入浴中は経鼻カニューレを外す。
❌ 誤り。入浴は安静時より酸素需要が高い動作で、酸素を外すと低酸素になりやすい。正しくは、カニューレを装着したまま(延長チューブを用いて)入浴する。
❌ 誤り。入浴は安静時より酸素需要が高い動作で、酸素を外すと低酸素になりやすい。正しくは、カニューレを装着したまま(延長チューブを用いて)入浴する。
【試験対策ポイント】
| 避けること | 指導の形 |
|---|---|
| 両上肢の挙上 | 片手ずつ・肘をついて行う |
| 速い動作・息こらえ | 呼気に合わせてゆっくり |
| 肩までの入浴 | 半身浴 |
| 低い椅子 | 高めのシャワーチェア |
| 酸素を外す | 装着したまま入浴 |
📗 OTカコモンの学習教材
この問題でつまずいた範囲は、OT国試ノート「内部障害・心肺疾患」第1章でまとめて復習できます。過去問だけでは埋まらない「なぜそうなるか」を、頻出ポイントに絞って体系的に読めます。赤シート・覚えたチェック・印刷に対応。
▶ この範囲のノートを開く(買い切り850円)全科目セット 850円・買い切り / 31科目・全130章。運動学は無料で読めます。購入するとOTカコモンの広告も消えます。
スポンサーリンク(広告)
\ この1問で終わりにしない /
作業療法士の過去問、ぜんぶ無料で解ける
- 📚12年分・約2,400問をスマホでそのまま演習
- 🎯間違えた問題だけ自動でピックアップして復習
- 📈正答率と苦手な科目をグラフで可視化
登録30秒・ずっと無料
🗺️
ST-Toolbox の無料サービス
リハ就職マップ | OTの就職先を公的データから探す
見学先を選ぶときにまず知りたいのは「そこがどの分野をやっているか」。届出内容から分かる領域(身体障害・精神障害・発達障害・老年期)と、住所を入れての通勤時間で絞り込めます。全国20,364か所・登録不要。求人が出ていない施設も最初から載っています。
別タブでさがす →
関連
スポンサーリンク(広告)