第56回 作業療法士国家試験 午後 第6問
人間発達学第56回午後
第56回 作業療法士国家試験 午後 第6問(人間発達学)の正答は 4 です。図のA〜Eは5枚とも腹臥位での姿勢で、腹臥位における抗重力伸展活動の発達順を問う問題です。
問題
痙直型四肢麻痺を呈する脳性麻痺児の姿勢保持の発達順で正しいのはどれか。
- 1. A-B-C-E-D
- 2. A-B-E-C-D
- 3. B-A-C-E-D
- 4. B-A-E-C-D ✓
- 5. B-A-E-D-C
正答:4番
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解説
👥 読者の報告をもとに修正済み(2026-08-31)— ご指摘ありがとうございました
■ 正答:4番 — B-A-E-C-D
図のA〜Eは5枚とも腹臥位での姿勢で、腹臥位における抗重力伸展活動の発達順を問う問題です。腹臥位は「股関節が屈曲して骨盤が高い新生児期の姿勢 → 骨盤が下がって全身が床につく → 頭部をわずかに挙上 → 肘支持 → 手支持」の順に発達します。痙直型四肢麻痺児でも、速度は遅れますがこの順序自体は保たれます。
【図の対応】
A:腹臥位で顔を横に向けて床につけ、骨盤が下がって全身が接地している
B:腹臥位で股関節・膝が屈曲し、骨盤が挙上している(新生児期の生理的屈曲位)
C:肘支持(on elbows)で胸部を床から離し、頭部を挙上している
D:手支持(on hands)で肘を伸ばし、頭部と体幹をさらに高く挙上している
E:前腕を床につけ、胸部は接地したまま頭部をわずかに挙上している
【各選択肢の解説】
1. A-B-C-E-D
❌ 誤り。骨盤が下がった姿勢(A)を屈曲位(B)より先に置いている点と、肘支持(C)を頭部のわずかな挙上(E)より先に置いている点が誤りです。
❌ 誤り。骨盤が下がった姿勢(A)を屈曲位(B)より先に置いている点と、肘支持(C)を頭部のわずかな挙上(E)より先に置いている点が誤りです。
2. A-B-E-C-D
❌ 誤り。後半の順序は正しいのですが、出発点がAになっています。最も未熟なのは骨盤が挙上した屈曲位のBです。
❌ 誤り。後半の順序は正しいのですが、出発点がAになっています。最も未熟なのは骨盤が挙上した屈曲位のBです。
3. B-A-C-E-D
❌ 誤り。B→Aは正しいものの、肘支持(C)は頭部のわずかな挙上(E)より後に獲得されます。
❌ 誤り。B→Aは正しいものの、肘支持(C)は頭部のわずかな挙上(E)より後に獲得されます。
4. B-A-E-C-D
✅ 正しい。屈曲位(B)→ 全身接地(A)→ 頭部挙上(E)→ 肘支持(C)→ 手支持(D)の順です。抗重力伸展が頭部から尾側へ進み、支持点が前腕から手へ移っていきます。
✅ 正しい。屈曲位(B)→ 全身接地(A)→ 頭部挙上(E)→ 肘支持(C)→ 手支持(D)の順です。抗重力伸展が頭部から尾側へ進み、支持点が前腕から手へ移っていきます。
5. B-A-E-D-C
❌ 誤り。手支持(D)と肘支持(C)が逆です。支持点は肘から手へ移ります。
❌ 誤り。手支持(D)と肘支持(C)が逆です。支持点は肘から手へ移ります。
【試験対策ポイント】
• 腹臥位の発達は「骨盤の高さ」と「支持点(前腕→肘→手)」の2つで見分ける
• 抗重力伸展は頭部から尾側へ進む。頭が上がる前に胸が持ち上がることはない
• 脳性麻痺児でも発達の順序は保たれ、異なるのは速度と到達点
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