OTカコモン作業療法士国家試験 過去問・解説

第56回 作業療法士国家試験 午後 第6問

人間発達学第56回午後

第56回 作業療法士国家試験 午後 第6問(人間発達学)の正答は 4 です。痙直型四肢麻痺の脳性麻痺児では、正常発達よりも遅れながらも発達順序は概ね保たれる。

問題
痙直型四肢麻痺を呈する脳性麻痺児の姿勢保持の発達順で正しいのはどれか。
第56回午後第6問 図
  1. 1. A-B-C-E-D
  2. 2. A-B-E-C-D
  3. 3. B-A-C-E-D
  4. 4. B-A-E-C-D
  5. 5. B-A-E-D-C

正答:4番

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解説
■ 正答:4番 — B-A-E-C-D

痙直型四肢麻痺の脳性麻痺児では、正常発達よりも遅れながらも発達順序は概ね保たれる。図のA〜Eを姿勢発達の順に対応させると以下のとおり。


【各選択肢の解説】

図の対応:

  • A:背臥位(完全な背臥位、最も初期)
  • B:側臥位(背臥位から側臥位への移行)
  • C:腹臥位での肘支持(腹臥位での上肢支持)
  • D:腹臥位での手支持(より高い抗重力姿勢)
  • E:腹臥位での頭部挙上(頭部コントロール獲得初期)
発達順序:背臥位(A)→ 側臥位(B)よりも、まず側臥位(B)が獲得されてから背臥位安定(A)という順ではなく、痙直型四肢麻痺では側臥位→背臥位の順に安定する場合がある。正答の順序はB-A-E-C-Dであり、側臥位→背臥位→腹臥位頭部挙上→肘支持→手支持の発達順となる。

4. B-A-E-C-D
✅ 正しい。側臥位保持→背臥位安定→腹臥位での頭部挙上→肘支持臥位→手支持臥位の順序で正しい。

1・2・3・5
❌ 誤り。CとDの順序、またはBとAの前後関係が逆になっている選択肢はいずれも不正解。腹臥位での肘支持(C)は手支持(D)より先に獲得される。


【試験対策ポイント】

痙直型四肢麻痺の姿勢発達は「低緊張→高緊張」「背臥位系→腹臥位系→抗重力位」の順で理解する。腹臥位での支持は肘支持→手支持の順で、抗重力活動が段階的に高まる。脳性麻痺の姿勢発達順序問題は図の姿勢を正確に読み取ることが必須。

✍️ この解説の作成・点検

ST-Toolbox編集部(リハビリテーション領域の国家資格を持つ現役専門職が運営)が、作業療法士領域の有資格者の知見と標準的な教科書・ガイドラインに基づいて作成・点検しています。解説の下書きにはAIを活用し、人が確認・点検したうえで公開しています。

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