第56回 作業療法士国家試験 午後 第20問
臨床医学第56回午後
第56回 作業療法士国家試験 午後 第20問(臨床医学)の正答は 4 です。就労移行支援事業所は、一般就労を希望する障害者が訓練と職探しを行う福祉サービスである(障害者総合支援法)。
問題
32歳の男性。統合失調症。これまで院内の外来作業療法に参加していたが、友人の就労を契機に本人も就労希望を口にするようになった。担当の作業療法士が院内のカンファレンスで、この患者の就労移行支援事業所利用を提案するにあたって最も重要なのはどれか。
- 1. 罹病期間
- 2. 幻聴の頻度
- 3. 病識の程度
- 4. 就労への意欲 ✓
- 5. 統合失調症の病型
正答:4番
次の問題から答えを隠して1問ずつ出題。答えはアプリの学習記録に残ります(登録不要) — 弱点分析・成績グラフはアプリで
この問題の正答率(OTカコモン利用者の実データ)
初回正答率 60%参考値
15人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)。母数が少ないため参考値です
同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、OTカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。
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解説
■ 正答:4番 — 就労への意欲
就労移行支援事業所は、一般就労を希望する障害者が訓練と職探しを行う福祉サービスである(障害者総合支援法)。精神障害者の就労支援では本人の就労への意欲が出発点で、症状の程度や病歴よりも、本人の希望を軸に支援を組み立てる。本例は友人の就労を機に自ら就労希望を口にしており、提案の最も重要な根拠になる。
【各選択肢の解説】
1. 罹病期間
❌ 誤り。罹病期間は利用の可否を決める条件ではない。正しくは、罹病期間が長くても本人が働くことを望めば支援の対象になる。
❌ 誤り。罹病期間は利用の可否を決める条件ではない。正しくは、罹病期間が長くても本人が働くことを望めば支援の対象になる。
2. 幻聴の頻度
❌ 誤り。幻聴が残っていても、生活や作業に大きな支障がなければ就労は目指せる。正しくは、症状の有無ではなく、症状とどう付き合いながら働くかを支援の中で考える。
❌ 誤り。幻聴が残っていても、生活や作業に大きな支障がなければ就労は目指せる。正しくは、症状の有無ではなく、症状とどう付き合いながら働くかを支援の中で考える。
3. 病識の程度
❌ 誤り。病識は服薬の継続や再発予防にかかわり、支援の内容を考える情報にはなるが、利用を提案する最も重要な点ではない。正しくは、最も重視するのは本人が働きたいと望んでいることである。
❌ 誤り。病識は服薬の継続や再発予防にかかわり、支援の内容を考える情報にはなるが、利用を提案する最も重要な点ではない。正しくは、最も重視するのは本人が働きたいと望んでいることである。
4. 就労への意欲
✅ 正しい。精神障害者の就労支援は本人の希望に基づいて行うもので、意欲があることが訓練を続け就職に結びつく力になる。本人が希望を口にした今が、支援を提案する好機である。
✅ 正しい。精神障害者の就労支援は本人の希望に基づいて行うもので、意欲があることが訓練を続け就職に結びつく力になる。本人が希望を口にした今が、支援を提案する好機である。
5. 統合失調症の病型
❌ 誤り。病型は経過の傾向を考える参考にはなるが、就労支援の利用を決める条件ではない。正しくは、病型ではなく本人の希望と現在の生活・作業の状態をもとに考える。
❌ 誤り。病型は経過の傾向を考える参考にはなるが、就労支援の利用を決める条件ではない。正しくは、病型ではなく本人の希望と現在の生活・作業の状態をもとに考える。
【試験対策ポイント】
- 精神障害者の就労支援は本人の希望が出発点。症状が残っていることは除外の理由にならない
- 個別就労支援(IPS)も、就労を望む人は誰でも対象とし、本人の希望を重視する考え方である
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