第56回 作業療法士国家試験 午後 第21問
作業療法評価学第56回午後
感染症のスクリーニング検査の特異度で正しいのはどれか。
1. 感染していない人で検査陽性と判定される割合
2. 感染していない人で検査陰性と判定される割合
3. 感染している人で検査陰性と判定される割合
4. 検査が陰性で感染していない人の割合
5. 検査が陽性で感染している人の割合
- 1. 感染していない人で検査陽性と判定される割合
- 2. 感染していない人で検査陰性と判定される割合 ✓
- 3. 感染している人で検査陰性と判定される割合
- 4. 検査が陰性で感染していない人の割合
- 5. 検査が陽性で感染している人の割合
正答:2番
解説
■ 正答:2番 — 感染していない人で検査陰性と判定される割合
特異度(Specificity)は、疾患がない人(感染していない人)の中で、検査が正しく陰性と判定される割合を示します。式では「特異度 = TN/(TN+FP)」で計算され、偽陽性を少なくする性能を反映しています。
---
【各選択肢の解説】
1. 感染していない人で検査陽性と判定される割合
❌ 誤り。これは偽陽性率(1-特異度)であり、特異度ではありません。
2. 感染していない人で検査陰性と判定される割合
✅ 正しい。特異度の定義そのものです。疾患なし群における正確な陰性判定の能力を示します。
3. 感染している人で検査陰性と判定される割合
❌ 誤り。これは偽陰性率(1-感度)であり、感度に関する定義です。
4. 検査が陰性で感染していない人の割合
❌ 誤り。これは陰性的中度(NPV)であり、特異度ではありません。
5. 検査が陽性で感染している人の割合
❌ 誤り。これは陽性的中度(PPV)であり、感度でもなく特異度でもありません。
---
【試験対策ポイント】
• 感度:疾患ありの人における陽性判定率(病気を見つける能力)
• 特異度:疾患なしの人における陰性判定率(偽陽性を避ける能力)
• 的中度(PPV・NPV):検査結果から疾患確率を推測する値