OTカコモン作業療法士国家試験 過去問・解説

第56回 作業療法士国家試験 午後 第43問

精神障害作業療法第56回午後

第56回 作業療法士国家試験 午後 第43問(精神障害作業療法)の正答は 1・3 です。症状性精神障害の原因と治療:Wernicke=B₁、ペラグラ=B₃(ナイアシン)、SLE=ステロイド、肝性脳症=BCAA・ラクツロース。

問題
症状性精神障害を引き起こす疾患と治療の組合せで正しいのはどれか。2つ選べ。
  1. 1. Wernicke脳症 ─── ビタミンB₁投与
  2. 2. 肝性脳症 ─── 芳香族アミノ酸投与
  3. 3. 全身性エリテマトーデス ─── 副腎皮質ステロイド投与
  4. 4. 尿毒性脳症 ─── 瀉血
  5. 5. ペラグラ ─── 葉酸投与

正答:1・3番

次の問題から答えを隠して1問ずつ出題。記録は残りません — 記録・弱点分析つきは無料アプリ
スポンサーリンク
解説
■ 正答:1番・3番 — Wernicke脳症+ビタミンB₁投与、全身性エリテマトーデス+副腎皮質ステロイド投与

⚠️ この問題は1番と3番が正答として処理されています。


【各選択肢の解説】

1. Wernicke脳症 ─── ビタミンB₁投与
✅ 正しい。Wernicke脳症はチアミン(ビタミンB₁)欠乏による急性脳症。治療はチアミン静脈内投与が緊急対応の第一選択。
2. 肝性脳症 ─── 芳香族アミノ酸投与
❌ 誤り。肝性脳症の治療は分岐鎖アミノ酸(BCAA)投与(フィッシャー比改善)、ラクツロース・リファキシミンによるアンモニア産生低下が主体。芳香族アミノ酸はアンモニア産生促進となる誤り。
3. 全身性エリテマトーデス(SLE) ─── 副腎皮質ステロイド投与
✅ 正しい。SLEによる神経精神症状(NP-SLE)を含む症状性精神障害には、免疫抑制としての副腎皮質ステロイドが標準治療。
4. 尿毒性脳症 ─── 瀉血
❌ 誤り。尿毒性脳症の治療は血液透析(腎代替療法)。瀉血(bloodletting)は現代医療では一部の多血症等に限定され、尿毒症の治療ではない。
5. ペラグラ ─── 葉酸投与
❌ 誤り。ペラグラはナイアシン(ビタミンB₃)欠乏による皮膚炎・下痢・認知症(3D)。治療はナイアシン(ニコチン酸)投与。葉酸は葉酸欠乏症・神経管閉鎖障害の治療。

【試験対策ポイント】

症状性精神障害の原因と治療:Wernicke=B₁、ペラグラ=B₃(ナイアシン)、SLE=ステロイド、肝性脳症=BCAA・ラクツロース。ビタミン欠乏症は種類と欠乏ビタミンを正確に対応させること。

✍️ この解説の作成・点検

ST-Toolbox編集部(リハビリテーション領域の国家資格を持つ現役専門職が運営)が、作業療法士領域の有資格者の知見と標準的な教科書・ガイドラインに基づいて作成・点検しています。解説の下書きにはAIを活用し、人が確認・点検したうえで公開しています。

それでも誤りが残ることがあります。「おかしいな」と思ったらお問い合わせから気軽に教えてください。確認のうえ修正し、皆さんと一緒に解説を育てていきます。

編集・監修方針を見る →

スポンサーリンク
\ この1問で終わりにしない /
作業療法士の過去問、ぜんぶ無料で解ける
無料で過去問演習を始める ▶
登録30秒・ずっと無料
関連

▶ 第56回 全問一覧

▶ 精神障害作業療法 の過去問一覧

スポンサーリンク