第56回 作業療法士国家試験 午後 第46問
老年期作業療法第56回午後
正しい日時や場所などの情報を繰り返し提示する認知症患者への介入法はどれか。
1. 作業回想法
2. ユマニチュード
3. ルーティン化療法
4. バリデーション療法
5. リアリティオリエンテーション
- 1. 作業回想法
- 2. ユマニチュード
- 3. ルーティン化療法
- 4. バリデーション療法
- 5. リアリティオリエンテーション ✓
正答:5番
解説
■ 正答:5番 — リアリティオリエンテーション
リアリティオリエンテーション(現実見当識訓練)は、正しい日時・場所・人物などの情報を繰り返し提示することで、認知症患者の見当識障害を改善する介入法です。日常的に環境情報を提供することで、患者の現実認識を高めます。
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【各選択肢の解説】
1. 作業回想法
❌ 誤り。過去の作業経験や思い出を活用し、心理的安定や自尊心の向上を目指す方法であり、情報の繰り返し提示とは異なります。
2. ユマニチュード
❌ 誤り。相手の尊厳を尊重し、「見る・話しかける・触れる・立つ」を通じて信頼関係を構築するケア技法で、情報提示が主目的ではありません。
3. ルーティン化療法
❌ 誤り。日常生活の行動パターンを一定に保つことで、認知機能の低下を補う方法であり、正しい情報の繰り返し提示ではありません。
4. バリデーション療法
❌ 誤り。患者の感情や感覚を受け入れ、共感することで行動問題を軽減する方法で、現実の情報提示とは異なるアプローチです。
5. リアリティオリエンテーション
✅ 正しい。現実見当識訓練として、日時・場所・人物などの正確な情報を繰り返し提示し、見当識障害の改善を目指します。
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【試験対策ポイント】
- リアリティオリエンテーション=正しい現実情報の繰り返し提示
- バリデーション療法=患者の感情や世界観の受容
- 各認知症ケア法の目的と手法の区別が重要