OTカコモン作業療法士国家試験 過去問・解説

第56回 作業療法士国家試験 午後 第71問

運動学第56回午後

第56回 作業療法士国家試験 午後 第71問(運動学)の正答は 1・4 です。図は右下腿の外側面で、矢印は後方の下腿三頭筋の膨らみと前方の筋群の間を縦に走る筋=長腓骨筋を指す。

問題
右下腿の外側面を図に示す。矢印の筋の作用で正しいのはどれか。2つ選べ。
第56回午後第71問 図
  1. 1. 足の底屈 ✓
  2. 2. 足の背屈
  3. 3. 足の内がえし
  4. 4. 足の外がえし ✓
  5. 5. 第2〜5指の伸展

正答:1・4番

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この問題の正答率(OTカコモン利用者の実データ)

初回正答率 34.6%参考値

26人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)。母数が少ないため参考値です

同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、OTカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。

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解説
■ 正答:1・4番 — 足の底屈・足の外がえし

図は右下腿の外側面で、矢印は後方の下腿三頭筋の膨らみと前方の筋群の間を縦に走る筋=長腓骨筋を指す。腓骨筋の腱は外果の後方を通るため、足関節の底屈に働き、足底の外側から内側へ回り込んで足を外がえしする。


【各選択肢の解説】

1. 足の底屈
✅ 正しい。腱が足関節の運動軸より後方(外果の後ろ)を通るので、収縮すると足関節を底屈させる。
2. 足の背屈
❌ 誤り。腓骨筋は背屈しない。正しくは、背屈は下腿前面の前脛骨筋・長趾伸筋・長母趾伸筋が担う(深腓骨神経支配)。
3. 足の内がえし
❌ 誤り。腓骨筋は内がえしと逆の外がえしに働く。正しくは、内がえしは後脛骨筋・前脛骨筋が担う。
4. 足の外がえし
✅ 正しい。長腓骨筋の腱は立方骨の溝を通って足底を横切り、内側楔状骨と第1中足骨底に付く。このため足の外側を引き上げて外がえしさせる。浅腓骨神経支配である。
5. 第2〜5指の伸展
❌ 誤り。腓骨筋は趾(指)に付着しない。正しくは、第2〜5趾(指)の伸展は下腿前面の長趾伸筋が担う。

【試験対策ポイント】

筋位置足関節足の内外神経
長腓骨筋・短腓骨筋外側底屈外がえし浅腓骨神経
前脛骨筋前面背屈内がえし深腓骨神経
長趾伸筋前面背屈外がえし深腓骨神経
後脛骨筋後面深層底屈内がえし脛骨神経

腱が外果・内果の後ろを通る筋は底屈、前を通る筋は背屈と覚える。

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