第56回 作業療法士国家試験 午後 第73問
運動学第56回午後
第56回 作業療法士国家試験 午後 第73問(運動学)の正答は 4 です。頸部を回旋させる筋は「同側へ回すか、反対側へ回すか」で分けて覚える。
問題
脊椎の回旋運動について正しいのはどれか。
- 1. 上位頸椎に比べ下位頸椎で可動域が大きい。
- 2. 腰椎に比べ胸椎で可動域が小さい。
- 3. 胸鎖乳突筋は同側回旋に働く。
- 4. 頭板状筋は同側回旋に働く。 ✓
- 5. 中斜角筋は対側回旋に働く。
正答:4番
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この問題の正答率(OTカコモン利用者の実データ)
初回正答率 42.9%参考値
28人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)。母数が少ないため参考値です
同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、OTカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。
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解説
■ 正答:4番 — 頭板状筋は同側回旋に働く。
頸部を回旋させる筋は「同側へ回すか、反対側へ回すか」で分けて覚える。頭板状筋は片側だけが収縮すると同側へ回旋し、胸鎖乳突筋は反対側へ回旋させる。
【各選択肢の解説】
1. 上位頸椎に比べ下位頸椎で可動域が大きい。
❌ 誤り。正しくは、頸椎の回旋は上位頸椎(環軸関節)で大きく、頸部全体の回旋のおよそ半分を環軸関節が受け持つ。
❌ 誤り。正しくは、頸椎の回旋は上位頸椎(環軸関節)で大きく、頸部全体の回旋のおよそ半分を環軸関節が受け持つ。
2. 腰椎に比べ胸椎で可動域が小さい。
❌ 誤り。正しくは、回旋の可動域は胸椎のほうが腰椎より大きい。腰椎の椎間関節面は矢状面に近い向きで、回旋を強く制限する。
❌ 誤り。正しくは、回旋の可動域は胸椎のほうが腰椎より大きい。腰椎の椎間関節面は矢状面に近い向きで、回旋を強く制限する。
3. 胸鎖乳突筋は同側回旋に働く。
❌ 誤り。正しくは、胸鎖乳突筋の片側収縮は頸部を同側へ側屈させ、顔を反対側へ回旋させる。
❌ 誤り。正しくは、胸鎖乳突筋の片側収縮は頸部を同側へ側屈させ、顔を反対側へ回旋させる。
4. 頭板状筋は同側回旋に働く。
✅ 正しい。頭板状筋は下位頸椎・上位胸椎の棘突起から斜め上外側へ走り、乳様突起・上項線に付く。この走行のため、片側の収縮で頭頸部を同側へ回旋・側屈させ、両側の収縮で伸展させる。
✅ 正しい。頭板状筋は下位頸椎・上位胸椎の棘突起から斜め上外側へ走り、乳様突起・上項線に付く。この走行のため、片側の収縮で頭頸部を同側へ回旋・側屈させ、両側の収縮で伸展させる。
5. 中斜角筋は対側回旋に働く。
❌ 誤り。正しくは、中斜角筋は頸椎の横突起から第1肋骨に付き、頸部の同側への側屈と第1肋骨の挙上に働く。
❌ 誤り。正しくは、中斜角筋は頸椎の横突起から第1肋骨に付き、頸部の同側への側屈と第1肋骨の挙上に働く。
【試験対策ポイント】
| 筋 | 片側収縮での回旋 |
|---|---|
| 胸鎖乳突筋 | 反対側 |
| 頭板状筋・頸板状筋 | 同側 |
| 下頭斜筋 | 同側 |
回旋の可動域:頸椎は環軸関節、胸腰部は胸椎が大きく、腰椎は小さい。
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