OTカコモン作業療法士国家試験 過去問・解説

第56回 作業療法士国家試験 午後 第81問

臨床心理学第56回午後

第56回 作業療法士国家試験 午後 第81問(臨床心理学)の正答は 5 です。オペラント条件付けは、行動の後に強化子を与えてその行動を増やす原理である。

問題
オペラント条件付けが用いられる認知行動療法の技法はどれか。
  1. 1. 系統的脱感作法
  2. 2. 漸進的筋弛緩法
  3. 3. 暴露反応妨害法
  4. 4. フラッディング法
  5. 5. トークンエコノミー法 ✓

正答:5番

次の問題から答えを隠して1問ずつ出題。答えはアプリの学習記録に残ります(登録不要) — 弱点分析・成績グラフはアプリで
この問題の正答率(OTカコモン利用者の実データ)

初回正答率 37.5%参考値

24人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)。母数が少ないため参考値です

同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、OTカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。

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解説
■ 正答:5番 — トークンエコノミー法

オペラント条件付けは、行動の後に強化子を与えてその行動を増やす原理である。トークンエコノミー法は目標行動の後にトークン(代用貨幣)を与えるので、この原理そのものを使う技法である。


【各選択肢の解説】

1. 系統的脱感作法
❌ 誤り。Wolpeの技法で、レスポンデント(古典的)条件付けの逆制止(拮抗条件付け)に基づく。正しくは、不安階層表の弱い刺激から順に、弛緩状態と対にして不安反応を弱めていく技法である。
2. 漸進的筋弛緩法
❌ 誤り。強化の原理を使う技法ではない。正しくは、Jacobsonが考案したリラクセーション法で、筋の緊張と弛緩を部位ごとに繰り返して身体の緊張を下げる。系統的脱感作法で弛緩反応をつくるのに使われる。
3. 暴露反応妨害法
❌ 誤り。強化子で行動を増やす技法ではない。正しくは、強迫症に用いる技法で、不安を起こす刺激に曝露しながら強迫行為(確認・洗浄など)をさせず、不安が自然に下がるのを体験させる(レスポンデントの消去の原理)。
4. フラッディング法
❌ 誤り。正しくは、恐怖刺激に段階を踏まずいきなり強く曝露し、回避させずに恐怖反応が消えるまで続ける技法で、レスポンデントの消去の原理に基づく。
5. トークンエコノミー法
✅ 正しい。目標行動の直後にトークン(シール・点数など)を与え、貯まったトークンを好きな物や活動と交換させる。トークンが強化子として働き、目標行動が増える=オペラント強化である。

【試験対策ポイント】

原理主な技法
オペラント条件付けトークンエコノミー法・シェイピング・タイムアウト
レスポンデント条件付け系統的脱感作法・フラッディング法・暴露反応妨害法
どちらでもない(弛緩法)漸進的筋弛緩法・自律訓練法

見分ける軸は「行動の後に何かを与える/取り去る(オペラント)」か「刺激と反応の結びつきを変える(レスポンデント)」か。

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それでも誤りが残ることがあります。「おかしいな」と思ったらお問い合わせから気軽に教えてください。確認のうえ修正し、皆さんと一緒に解説を育てていきます。

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