第56回 作業療法士国家試験 午後 第81問
臨床心理学第56回午後
オペラント条件付けが用いられる認知行動療法の技法はどれか。
1. 系統的脱感作法
2. 漸進的筋弛緩法
3. 暴露反応妨害法
4. フラッディング法
5. トークンエコノミー法
- 1. 系統的脱感作法
- 2. 漸進的筋弛緩法
- 3. 暴露反応妨害法
- 4. フラッディング法
- 5. トークンエコノミー法 ✓
正答:5番
解説
■ 正答:5番 — トークンエコノミー法
トークンエコノミー法はオペラント条件付け(道具的条件付け)の原理に基づき、望ましい行動に対してトークン(代替強化子)を与え、それを報酬と交換することで行動を増強する技法です。
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【各選択肢の解説】
1. 系統的脱感作法
❌ 誤り。古典的条件付けの消退原理を応用した技法で、段階的に不安刺激に暴露させながら弛緩反応を対置させるものです。
2. 漸進的筋弛緩法
❌ 誤り。これは弛緩訓練技法であり、条件付けではなく身体的なリラクセーション方法です。系統的脱感作の前準備として使用されることがあります。
3. 暴露反応妨害法
❌ 誤り。古典的条件付けの消退原理に基づき、不安刺激に暴露させつつ回避行動を妨害する技法です。強迫性障害の治療に用いられます。
4. フラッディング法
❌ 誤り。古典的条件付けの原理に基づき、恐怖刺激に一気に長時間暴露させて脱感作する技法です。
5. トークンエコノミー法
✅ 正しい。オペラント条件付けに基づき、望ましい行動に対して代替強化子(トークン)を付与し、それを実際の報酬と交換して行動を増強します。
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【試験対策ポイント】
• オペラント条件付け=道具的条件付け=強化子による行動増強
• 古典的条件付けの技法:系統的脱感作、暴露反応妨害、フラッディング(全て消退原理)
• トークンエコノミー=ポイント制、報酬システム(病棟管理や行動療法に実用的)