第56回 作業療法士国家試験 午後 第89問
地域作業療法学第56回午後
第56回 作業療法士国家試験 午後 第89問(地域作業療法学)の正答は 1 です。多発性硬化症は中枢神経の自己免疫性の脱髄疾患で、自己免疫疾患の多くと同じく女性に多い。
問題
多発性硬化症について正しいのはどれか。
- 1. 女性に多い。 ✓
- 2. 高体温で症状が改善する。
- 3. 低緯度地域で有病率が高い。
- 4. Phalenテストが陽性となる。
- 5. 免疫不全状態で発症しやすい。
正答:1番
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この問題の正答率(OTカコモン利用者の実データ)
初回正答率 66.7%参考値
24人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)。母数が少ないため参考値です
同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、OTカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。
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解説
■ 正答:1番 — 女性に多い。
多発性硬化症は中枢神経の自己免疫性の脱髄疾患で、自己免疫疾患の多くと同じく女性に多い。高緯度地域に多いこと、体温上昇で症状が悪化すること(Uhthoff徴候)がほかの選択肢を見分ける軸になる。
【各選択肢の解説】
1. 女性に多い。
✅ 正しい。男性より女性に多く、20〜40歳代の若年成人での発症が多い。
✅ 正しい。男性より女性に多く、20〜40歳代の若年成人での発症が多い。
2. 高体温で症状が改善する。
❌ 誤り。向きが逆である。正しくは、入浴・発熱・運動などで体温が上がると、脱髄した神経の伝導が一時的に悪くなり、症状が悪化する(Uhthoff徴候)。
❌ 誤り。向きが逆である。正しくは、入浴・発熱・運動などで体温が上がると、脱髄した神経の伝導が一時的に悪くなり、症状が悪化する(Uhthoff徴候)。
3. 低緯度地域で有病率が高い。
❌ 誤り。向きが逆である。正しくは、北欧・北米など高緯度地域で有病率が高く、赤道に近いほど低い。
❌ 誤り。向きが逆である。正しくは、北欧・北米など高緯度地域で有病率が高く、赤道に近いほど低い。
4. Phalenテストが陽性となる。
❌ 誤り。正しくは、Phalenテストは手関節を掌屈位で保持して正中神経領域のしびれが出るかをみる、手根管症候群の検査である。
❌ 誤り。正しくは、Phalenテストは手関節を掌屈位で保持して正中神経領域のしびれが出るかをみる、手根管症候群の検査である。
5. 免疫不全状態で発症しやすい。
❌ 誤り。正しくは、自分の髄鞘を免疫が攻撃する自己免疫の機序で起こる。治療も副腎皮質ステロイドや再発予防の免疫調整薬など、免疫を抑える方向で行う。
❌ 誤り。正しくは、自分の髄鞘を免疫が攻撃する自己免疫の機序で起こる。治療も副腎皮質ステロイドや再発予防の免疫調整薬など、免疫を抑える方向で行う。
【試験対策ポイント】
- 女性に多い・若年成人に多い
- 高緯度地域に多い
- 体温上昇で悪化(Uhthoff徴候)
- 時間的・空間的に多発する(再発と寛解をくり返す型が多い)
- 視神経炎・Lhermitte徴候・有痛性強直性けいれん
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