OTカコモン作業療法士国家試験 過去問・解説

第57回 作業療法士国家試験 午前 第6問

老年期作業療法第57回午前

第57回 作業療法士国家試験 午前 第6問(老年期作業療法)の正答は 5 です。糖尿病の有酸素運動は、中等度の強度で週150分以上・週3回以上(運動しない日が2日以上続かないように)が推奨される(日本糖尿病学会 糖尿病診療ガイドライン2019)。

問題
50歳の男性。糖尿病。1か月前からインスリンによる治療が開始されている。空腹時血糖150mg/dL、HbA1cは7.5%であった。これまでに低血糖症状は認めていない。血糖コントロールの改善に向けた運動療法、生活指導で誤っているのはどれか。
  1. 1. 歩数計を活用する。
  2. 2. 運動は食後1時間後に行う。
  3. 3. 階段を使用するように助言する。
  4. 4. 低強度でのレジスタンス運動を行う。
  5. 5. 1週間で合計60分の有酸素運動を行う。 ✓

正答:5番

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この問題の正答率(OTカコモン利用者の実データ)

初回正答率 48.4%難問

31人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)

同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、OTカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。

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解説
■ 正答:5番 — 1週間で合計60分の有酸素運動を行う。

糖尿病の有酸素運動は、中等度の強度で週150分以上・週3回以上(運動しない日が2日以上続かないように)が推奨される(日本糖尿病学会 糖尿病診療ガイドライン2019)。週合計60分では足りない。


【各選択肢の解説】

1. 歩数計を活用する。
✅ 正しい。歩数で身体活動量を目に見える形にでき、目標設定と自己管理(行動変容)に役立つ。
2. 運動は食後1時間後に行う。
✅ 正しい。食後は血糖が上がる時間帯で、このころに運動すると食後の血糖上昇を抑えやすい。インスリン使用中でも空腹時の運動より低血糖を起こしにくい。
3. 階段を使用するように助言する。
✅ 正しい。日常生活の中で身体活動量を増やす方法で、運動の時間を別に取らなくても続けやすい。
4. 低強度でのレジスタンス運動を行う。
✅ 正しい。筋量・筋力が増えると骨格筋でのブドウ糖の取り込みが増え、インスリン抵抗性が改善する。レジスタンス運動は連続しない日程で週2〜3回が推奨される(同ガイドライン)。
5. 1週間で合計60分の有酸素運動を行う。
❌ 誤り。(=正答)量が推奨に届かない。正しくは中等度の有酸素運動を週150分以上、週3回以上に分けて行う。

【試験対策ポイント】

項目推奨(糖尿病診療ガイドライン2019)
有酸素運動中等度・週150分以上・週3回以上
間隔運動しない日が2日以上続かない
レジスタンス運動連続しない日程で週2〜3回
  • インスリンやSU薬の使用者は運動中・後の低血糖に注意する。本例は低血糖症状がまだ無いが、補食の準備を指導する
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ST-Toolbox編集部(リハビリテーション領域の国家資格を持つ現役専門職が運営)が、作業療法士領域の有資格者の知見と標準的な教科書・ガイドラインに基づいて作成・点検しています。解説の下書きにはAIを活用し、人が確認・点検したうえで公開しています。

それでも誤りが残ることがあります。「おかしいな」と思ったらお問い合わせから気軽に教えてください。確認のうえ修正し、皆さんと一緒に解説を育てていきます。

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