OTカコモン作業療法士国家試験 過去問・解説

第57回 作業療法士国家試験 午前 第7問

発達障害作業療法第57回午前

第57回 作業療法士国家試験 午前 第7問(発達障害作業療法)の正答は 5 です。Hoehn & Yahr ステージⅢは姿勢反射障害が現れ、転倒しやすくなる段階である。

問題
65歳の女性。Parkinson病。Hoehn & Yahrの重症度分類ステージⅢ。屋内歩行は伝い歩きをしている。薬物コントロールができ次第、退院予定である。運動機能維持を目的とした作業療法で優先順位が低いのはどれか。
第57回午前第7問 図
  1. 1. 図1(バスケットボールのような球技を介助者とともに行う場面)
  2. 2. 図2(階段昇降を手すりを使って行う場面)
  3. 3. 図3(コーンを用いたステップ練習を介助者とともに行う場面)
  4. 4. 図4(座位でのバランス練習を介助者とともに行う場面)
  5. 5. 図5(床上での作業活動を行う場面) ✓

正答:5番

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この問題の正答率(OTカコモン利用者の実データ)

初回正答率 62.1%参考値

29人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)。母数が少ないため参考値です

同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、OTカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。

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解説
■ 正答:5番 — 図5

Hoehn & Yahr ステージⅢは姿勢反射障害が現れ、転倒しやすくなる段階である。運動機能の維持には、立位・歩行・バランス・大きな動きを引き出す活動が優先される。座ったまま手元の小さな作業を行う図5は、その要素が乏しく優先度が最も低い。


【各選択肢の解説】

1. 図1
❌ 誤り。立位で上肢を頭上へ伸ばし、ボールをネットに入れている。介助者が後ろから体幹を支え、立位のまま重心を移す練習になる。正しくは、図1は優先度が高い。
2. 図2
❌ 誤り。手すりを使った階段昇降で、下肢筋力と移動能力の維持につながる。正しくは、図2は優先度が高い。
3. 図3
❌ 誤り。立位で介助者と一緒に棒状の物を頭上へ挙げており、体幹の伸展と大きな上肢運動を立位バランスの中で行う。正しくは、図3は優先度が高い。
4. 図4
❌ 誤り。背もたれのない台に座り、介助者と大きなボールをやり取りしている。座位での重心移動・バランスの練習になる。正しくは、図4は優先度が高い。
5. 図5
✅ 正しい。座ったまま手元で小さな作業をしており、立位・バランス・大きな動きの要素が少ないため、優先度が低い(=正答)。この時期の運動機能維持には図1〜4のような立位・移動・バランスを伴う活動を優先する。

【試験対策ポイント】

ステージ状態(Hoehn & Yahr 重症度分類)
Ⅰ一側のみの症状
Ⅱ両側の症状・姿勢反射障害なし
Ⅲ姿勢反射障害あり・日常生活はおおむね自立
Ⅳ日常生活に介助を要する・介助なしで立位・歩行は何とか可能
Ⅴ車椅子またはベッド上の生活
  • Parkinson病の運動維持は「立つ・歩く・大きく動く・バランス」
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ST-Toolbox編集部(リハビリテーション領域の国家資格を持つ現役専門職が運営)が、作業療法士領域の有資格者の知見と標準的な教科書・ガイドラインに基づいて作成・点検しています。解説の下書きにはAIを活用し、人が確認・点検したうえで公開しています。

それでも誤りが残ることがあります。「おかしいな」と思ったらお問い合わせから気軽に教えてください。確認のうえ修正し、皆さんと一緒に解説を育てていきます。

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