OTカコモン作業療法士国家試験 過去問・解説

第57回 作業療法士国家試験 午前 第14問

老年期作業療法第57回午前

第57回 作業療法士国家試験 午前 第14問(老年期作業療法)の正答は 3 です。緊張が強く症状の不安定な統合失調症患者では、退路を確保し、患者を壁際に追い込まず、出入口や開放空間に逃げ道を残す配置が安全です。

問題
32歳男性。統合失調症。入院後、症状が不安定で緊張が強い状態が続いている。この患者に対する作業面接で、オープンスペースを用いた場面設定として最も適切な図はどれか。
第57回午前第14問 図
  1. 1. 図1
  2. 2. 図2
  3. 3. 図3
  4. 4. 図4
  5. 5. 図5

正答:3番

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解説
■ 正答:3番 — 図3

緊張が強く症状の不安定な統合失調症患者では、退路を確保し、患者を壁際に追い込まず、出入口や開放空間に逃げ道を残す配置が安全です。図3は患者の背後・側方に開放空間があり、衝立で過度に囲わず、治療者が出口を塞いでいない設定で最も適切です。



【各選択肢の解説】
1. 図1
❌ 誤り。患者が壁・衝立に囲まれ、退路が確保されていません。

2. 図2
❌ 誤り。配置上、患者の逃げ場や開放空間が乏しく緊張を高めます。

3. 図3
✅ 正しい。患者側に開放空間があり、追い詰めず安全な距離・退路を確保できる設定です。

4. 図4
❌ 誤り。治療者・衝立により患者が囲い込まれる配置になっています。

5. 図5
❌ 誤り。患者が壁側に追い込まれ、開放空間が患者側に確保されていません。


【試験対策ポイント】
精神科の場面設定では「患者に退路(オープンスペース)を、治療者は出入口を塞がない」が原則。緊張・興奮の強い時期ほど正面対峙を避け90度(直角)配置で圧迫感を減らします。図問題は「患者がどこに追い込まれていないか」「逃げ道がどちら側か」を見ます。

✍️ この解説の作成・点検

ST-Toolbox編集部(リハビリテーション領域の国家資格を持つ現役専門職が運営)が、作業療法士領域の有資格者の知見と標準的な教科書・ガイドラインに基づいて作成・点検しています。解説の下書きにはAIを活用し、人が確認・点検したうえで公開しています。

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