第57回 作業療法士国家試験 午前 第15問
臨床心理学第57回午前
第57回 作業療法士国家試験 午前 第15問(臨床心理学)の正答は 2・3 です。急な動悸・めまい・発汗・窒息感(パニック発作の身体症状)と、理由のない持続するいらいら・落ち着きのなさが続く不安症の臨床像である。
問題
21歳の男性。大学生。1年前から様々な場面で不安感が出現し、急に動悸やめまいがして大量の汗をかくようになった。最近は特に理由もなく、いらいらして落ち着かず、窒息感や脱力感、抑うつ、吐き気がひどくなり、大学にも通えず日常生活にも支障が出るようになった。精神科クリニックを受診し、外来作業療法を受けることになった。この患者の作業療法場面でみられる特徴はどれか。2つ選べ。
- 1. 演技的行動
- 2. 呼吸促迫 ✓
- 3. 集中困難 ✓
- 4. 常同行為
- 5. 連合弛緩
正答:2・3番
次の問題から答えを隠して1問ずつ出題。答えはアプリの学習記録に残ります(登録不要) — 弱点分析・成績グラフはアプリで
この問題の正答率(OTカコモン利用者の実データ)
初回正答率 61.5%参考値
26人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)。母数が少ないため参考値です
同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、OTカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。
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解説
■ 正答:2・3番 — 呼吸促迫・集中困難
急な動悸・めまい・発汗・窒息感(パニック発作の身体症状)と、理由のない持続するいらいら・落ち着きのなさが続く不安症の臨床像である。作業療法場面では、不安による自律神経症状として呼吸が速く浅くなり、持続する不安で作業に集中できなくなる。
【各選択肢の解説】
1. 演技的行動
❌ 誤り。注目を集めようとする芝居がかった言動で、演技性パーソナリティ障害の特徴である。正しくは、本例の症状は不安と自律神経症状で、人に見せるための行動ではない。
❌ 誤り。注目を集めようとする芝居がかった言動で、演技性パーソナリティ障害の特徴である。正しくは、本例の症状は不安と自律神経症状で、人に見せるための行動ではない。
2. 呼吸促迫
✅ 正しい。(=正答)不安で交感神経が高ぶると呼吸が速く浅くなる。本例には窒息感があり、パニック発作の症状にも息切れ感・窒息感が含まれる(DSM-5)。
✅ 正しい。(=正答)不安で交感神経が高ぶると呼吸が速く浅くなる。本例には窒息感があり、パニック発作の症状にも息切れ感・窒息感が含まれる(DSM-5)。
3. 集中困難
✅ 正しい。(=正答)不安や緊張が続くと注意が作業に向かず、集中が保てない。全般不安症の診断基準の6症状にも含まれる(DSM-5)。
✅ 正しい。(=正答)不安や緊張が続くと注意が作業に向かず、集中が保てない。全般不安症の診断基準の6症状にも含まれる(DSM-5)。
4. 常同行為
❌ 誤り。同じ動作を目的なく繰り返す行為である。正しくは、自閉スペクトラム症や統合失調症(緊張病)、前頭側頭型認知症などでみられ、不安症の特徴ではない。
❌ 誤り。同じ動作を目的なく繰り返す行為である。正しくは、自閉スペクトラム症や統合失調症(緊張病)、前頭側頭型認知症などでみられ、不安症の特徴ではない。
5. 連合弛緩
❌ 誤り。考えのつながりが緩み、話のまとまりがなくなる思考形式の障害である。正しくは、統合失調症の症状(Bleulerの基本症状の一つ)で、不安症ではみられない。
❌ 誤り。考えのつながりが緩み、話のまとまりがなくなる思考形式の障害である。正しくは、統合失調症の症状(Bleulerの基本症状の一つ)で、不安症ではみられない。
【試験対策ポイント】
全般不安症の6症状(DSM-5):
- 落ち着きのなさ
- 疲れやすさ
- 集中困難・頭が真っ白になる
- 易怒性(いらいら)
- 筋肉の緊張
- 睡眠障害
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