OTカコモン作業療法士国家試験 過去問・解説

第57回 作業療法士国家試験 午前 第22問

作業療法管理学第57回午前

第57回 作業療法士国家試験 午前 第22問(作業療法管理学)の正答は 3 です。特異度が高い検査は、真に疾患がない人を「陰性」と正しく判定する能力が高いことを意味する。

問題
感度・特異度について正しいのはどれか。
  1. 1. 血液検査は特異度が高い。
  2. 2. 感度が高いと見落としが多い。
  3. 3. 特異度が高いと過剰診断が少ない。
  4. 4. 信頼区間が広いと再現性が高くなる。
  5. 5. 感度の高い検査としてエックス線による肺がんの発見がある。

正答:3番

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解説
■ 正答:3番 — 特異度が高いと過剰診断が少ない。

特異度が高い検査は、真に疾患がない人を「陰性」と正しく判定する能力が高いことを意味する。そのため偽陽性が少なく、「疾患がないのに陽性と判定される」過剰診断が減少する。


【各選択肢の解説】

1. 血液検査は特異度が高い。
❌ 誤り。血液検査の特異度は検査項目によって異なり、一概に「特異度が高い」とはいえない。
2. 感度が高いと見落としが多い。
❌ 誤り。感度が高い = 真の陽性者を「陽性」と正しく拾い上げる能力が高い = 見落とし(偽陰性)が少ない
3. 特異度が高いと過剰診断が少ない。
✅ 正しい。特異度が高い = 偽陽性が少ない = 疾患のない人を誤って陽性判定しない = 過剰診断が少ない。
4. 信頼区間が広いと再現性が高くなる。
❌ 誤り。信頼区間が広い = 推定精度が低い = 再現性・信頼性が低いことを示す。
5. 感度の高い検査としてエックス線による肺がんの発見がある。
❌ 誤り。胸部X線は肺がん検出の感度が低く、小さな病変を見逃しやすい。感度の高いスクリーニングとしては低線量CT が推奨されている。

【試験対策ポイント】

感度(Sensitivity)特異度(Specificity)
高いと見落とし↓(偽陰性↓)過剰診断↓(偽陽性↓)
用途スクリーニング向き確定診断向き
  • 感度を上げると特異度は下がる(トレードオフ)
  • 「感度が高い=見落としが少ない」が最頻出の問われ方

✍️ この解説の作成・点検

ST-Toolbox編集部(リハビリテーション領域の国家資格を持つ現役専門職が運営)が、作業療法士領域の有資格者の知見と標準的な教科書・ガイドラインに基づいて作成・点検しています。解説の下書きにはAIを活用し、人が確認・点検したうえで公開しています。

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