OTカコモン — 作業療法士国家試験 過去問・解説

第57回 作業療法士国家試験 午前 第34問

臨床医学第57回午前
皮膚筋炎について正しいのはどれか。 1. 男性に多い。 2. 胸腺腫を合併する。 3. 赤沈は亢進しない。 4. 嚥下障害はきたさない。 5. 近位筋優位の筋力低下をきたす。
  1. 1. 男性に多い。
  2. 2. 胸腺腫を合併する。
  3. 3. 赤沈は亢進しない。
  4. 4. 嚥下障害はきたさない。
  5. 5. 近位筋優位の筋力低下をきたす。 ✓

正答:5番

解説
■ 正答:5番 — 近位筋優位の筋力低下をきたす。 皮膚筋炎は筋炎疾患の中でも特徴的な近位筋(肩甲帯・骨盤帯)優位の筋力低下を示し、同時に眼瞼浮腫や頬部の紅斑などの皮膚症状を呈する自己免疫疾患です。 --- 【各選択肢の解説】 1. 男性に多い。 ❌ 誤り。皮膚筋炎は女性(特に40~60歳)に多い疾患です。男性の約2~3倍の発症率があります。 2. 胸腺腫を合併する。 ❌ 誤り。胸腺腫を合併しやすいのは重症筋無力症であり、皮膚筋炎ではありません。ただし皮膚筋炎は悪性腫瘍合併率が高い(15~30%)点が臨床上重要です。 3. 赤沈は亢進しない。 ❌ 誤り。皮膚筋炎では炎症マーカー(赤沈・CRP)の亢進がみられます。赤沈が正常であれば他疾患を考慮すべきです。 4. 嚥下障害はきたさない。 ❌ 誤り。咽頭筋や食道上部括約筋の筋炎により嚥下困難が生じることがあり、誤嚥のリスクにもなります。 5. 近位筋優位の筋力低下をきたす。 ✅ 正しい。皮膚筋炎の典型的な筋症状は近位筋優位の筋力低下であり、肩挙上困難や立ち上がり動作の困難が初期症状として現れます。 --- 【試験対策ポイント】 • 皮膚筋炎:女性優位、眼瞼浮腫・ゴットロン徴候が特徴 • 筋力低下は近位筋優位(遠位筋は比較的保たれる) • 悪性腫瘍合併率15~30%で注視が必要
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